金曜日(23日)に800円近く暴落した日経平均の株価ですが、意外と早く反発し、本日(27日)の14時過ぎでは前日より458円ほど高くなっており、21241円と、2万1千円台を回復しています。2月初旬に続いて2回目(?)の暴落ですが、前回は原因がイマイチはっきりせず、すぐに回復するはずと考え、ソフトバンクGを買い建てしましたが、予想通り、かなり短期間で株価は回復し、狙いは成功しました。今回の暴落はアメリカのトランプ大統領が鉄鋼やアルミに高関税をかける上、中国からの輸入品に関税をかけるという方針を出したことから、アメリカと中国間で貿易戦争が発生するとの不安があり、アメリカのダウ平均が暴落したことにつられて日経平均も暴落したようなものです。
最も、アメリカと中国で貿易戦争的な形で関税を上げることになれば、アメリカからはじき出された中国製品がEUや日本に流れ込み、事業会社の業績が悪化するし、世界的に景気も悪化するはず、との話もあります。おまけに何故か非常時の円買いということで円が買われ、円高になっているようです。日本の財政赤字を考えた場合、円が他の通貨と比較して強くなるはずもないような気がしますが、相対的な話で、ドルやユーロに比較するとまだまし、といった程度でしょうか。おまけに流通額が大きいことから、簡単に多額のドルなどを円と交換できるということもありそうです。中国からのアメリカの輸入品とアメリカからの中国への輸入品を比較した場合、アメリカの輸入品は価格的な面以外は代替え可能に対し、中国の輸入品は食料以外は高機能品であり、代替えが効かないから中国の方が困るはず、という話もあります。少し極端な話としては、中国がアメリカ製品の関税を高くした場合、代替え品は日本製になる、との話もあります。
金曜日に暴落した持ち株の株価を眺めてみると、8100円弱まで下げていたソフトバンクGは、現在は8200円台まで回復していますが、株価としてはかなり弱いような感じです。ソフトバンクGの株は前回と同様に買い建てして株価が反転後に持ち株を売って益出しを行う予定ですが、上手くいくかどうか、いささか不安な状況です。最も短期的な話ではなく、ソフトバンクGの株はしばらく持つつもりのため、短期的な株価より1年以上の長期間での株価の方が気になります。その他の株としてはケネディクスや小野薬品工業が気になりますが、ケネディクスは現在は680円弱、小野薬品工業は3200円台となっており、かなり株価は戻っており、一安心です。また、ボロ負けとなっていたフジクラも720円台まで戻っており、ここから4月末頃までに800円台まで戻れば一安心ですが、どうなりますか。しかし、暴落した株価も本日まではかなり戻りましたが、これからどうなるのか、かなり気になります。

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