ケネディクス(4321)の株価が今週になってかなり下がったことから、12日に571円で買いましたが、買いが幾分早かったようで、12日の終値は559円で、13日の終値は547円と、お粗末なことに買った途端、含み損となりました。アメリカの株価が大幅に下がり、トランプバブル(?)がそろそろ破綻しているようにも見えることから、全体としての株価の下げは、致し方ないのかもしれません。ケネディクスの株価が下げた理由は正確には不明ですが、第3期半期の業績発表を受け、期待ほどではなかったことから、株価が下がったような感じも受けますが、内容を見るとそれほどのことはないような感じも受けます。ある意味では、売り上げの増加に対して利益の伸びが少ないようにも見えますが、ケネディクスという会社は不動産の管理会社であり、製造業ではないことから、売り上げの伸びと利益の伸びを比較してもあまり意味がないような感じを受けます。
売り上げについては手持ちの不動産を売ることで増減するはずだし、収益が落ちていれば問題がありますが、収益が伸びていれば別に悪くないと思うし、ある意味では収益の出ない不動産を手放した、とも見えます。一応業績発表内容を一読してみましたが、残念ながらあまり理解は出来ませんでしたが、特に問題になりそうな点はなく、海外資産がかなり減少しているのが目に付いた程度です。零細ながら株主として気がついたのは2018年に取得した自己株1465万株ほどを12月12日に消却するとのことで、発行株数が減ることから、1株当たりの資産額は幾分でも上昇するのでしょう。外部環境から考えてもオフィスビルの空き室率は下がっており、賃料は上がっているとの情報もあり、株価が下がる理由はイマイチ明確ではありません。最も、株価は美人投票、という話もある通り、適切な株価というのはあってないようなものなので、売る人が多いため、株価は下がったのでしょう。
しかし、2018年から2019年にかけて新しいビルがかなり多く建築されていることから、オフィスビルは供給過剰になるという話もあることから、もうしばらくは様子見が必要なのかもしれません。2019年の10月には消費税が増税されることや、2020年の東京オリンピック関連需要後の動向や、海外からの訪日客の動向など、今後はそれなりに注意が必要なのかもしれません。ケネディクスという株はかなり以前から保持しているもののイマイチという株価動向で、期待したほどの株価上昇はなく、現在は息切れして(?)株価は下げ気味にも見えるため、ここで買った株を持ち続けるのはあまり良い考えではないのかもしれませんが、株価の動きを見ながら売る時期を考えることになりそうです。iphone の販売台数が減少していることでアップルの株価が下がるとともにアメリカの株価も下がっていますが、こちらもこれからどうなるのか、気になる処です。

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