サツマイモは霜が降りる頃になると甘くなるという話もあり、以前は霜が降りるまで待って収穫したものですが、10年ほど前から11月になっても霜が降りることはなく、しかもここ数年は横浜でも年内に霜が降りるほどの寒さにはならなくなってしまったことから、11月になったこともあり、サツマイモを収穫しました。考えてみるとここ数年は年内に霜を見ることもなく、1月末から2月にかけて、霜が降りているのを見る程度になりました。今年はラニーニャ(?)になる可能性が高く、冬が寒いという話もあることから、12月になったら霜を見ることになるのかもしれません。サツマイモという名前ですが、自分は福岡県の出身ですが、子供の頃、我が家ではサツマイモではなくトイモという名前でした。多分、我が家付近はサツマイモは鹿児島経由ではなく唐から直接伝わったものと思われ、多分、唐芋と呼ばれていたものがトイモになったと思われます。
サツマイモの苗は斜めに植えるもののようですが、去年までは苗をまっすぐ植えていたため苗の根付きが悪く、3割から4割程度の苗を駄目にしていました。今年は借りている畑の隣の人がサツマイモは斜めに植えた方が良い、と言っていたことから、その助言に従い、斜めにして苗を植えました。その後、たまたま見ていたNHKの園芸口座でサツマイモの苗を植えていましたが、講師の話によるとサツマイモの苗は茎の部分から根が出るため、苗は斜めにして植えるもの、とのことで、去年までの植え方が失敗だったようです。今年は苗を斜めに植えたこともあり、ほとんどの苗が根付き、その分収穫量が増加しました。最も、サツマイモは芋蔓という言葉があるように、本来であれば柔らかくて広い場所に植え、蔓が伸びてその下に芋が出来るものですが、我が家みたいにマルチを使って狭い畑に植えていると、芋は苗を植えた場所にしか出来ません。
最も、畝の端のマルチがない部分に小さい芋が出来ていたりすることから、もう少し広い畑で栽培すれば収穫量は増えるのでしょうが、他の野菜も栽培していることから、この辺は致し方ありません。今年はほとんどの苗が枯れなかったことから例年の1.5倍程度の収穫となりましたが、やはり幾分変な芋もありました。何故か本来の蔓とつながっていたと思われる部分が腐るような感じで切れており、種イモという感じで芋から数本の白い茎みたいなものが伸びているという感じで、もしかしたら狭い場所にかなり密集して植えていることから茎や蔓が伸びきれず、芋に十分な栄養が渡ってないのかもしれません。ジャガイモの場合も収穫漏れの芋があると秋になって芽が出ますが、芽が出たジャガイモは固くて食用にならないことから、サツマイモも同じかもしれませんが、少ない芋なので食用としており、もしかしたら食味が落ちているのかもしれません。

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