高校野球をやっていた出来の悪い孫息子ですが、高校3年生ということで、今年大学を受験しましたが、情けないことに全滅という結果でした。受験したのは学習院、中央大、日大、大東大でしたが、合格しても入学しないとうそぶいていた大東大でさえ合格出来ずに補欠ということで、その他の大学は全て不合格でした。お粗末すぎて情けないというより唖然、という感じです。コロナ騒ぎで高校でもまともに勉強できなかったとはいえその辺は他の受験生も同じ条件だったはずで、言い訳にはなりません。中央大の法学部は無理でも日大の法学部程度は合格するだろうと期待していたものですが、現実は厳しい結果となりました。結局、1年間の浪人となり、予備校選びをやっているようですが、1年間でどの程度伸びるのか、いささか心配な面もあります。
孫息子も夏休み明けから頑張っていたことから、それなりに期待していましたが、期待外れという結果です。上智大の4年生である孫娘に言わせると、中学から高校にかけての基礎が出来ていないことから、頑張っても伸びなかったのだろうとのことで、冷たい言い分でした。孫息子が通っていた高校は中高一貫校ですが、野球部の女子マネージャの1人が中学受験に失敗し、高校から入学したようです。この経験を糧に高校では通常の授業をしっかり頑張るとともに成績を上げ、推薦で早稲田に合格したようで、失敗するのも結果的には悪くないのかもしれません。とはいうものの、孫息子が今回の失敗をどの程度感じているかが問題で、どうなることやら、という気もします。横浜というのは東京に近い大都市だし、情報量も多いことから、大学に行くのは当然という雰囲気のはずにも係わらず、中学、高校とあまり勉強しなかったとすれば、情けない限りです。
長い人生を考えると、1年程度の浪人というのはあまり影響はありませんが、予備校の学費というのも大学並みのため、経済的には影響がありそうです。大学にしても別に有名大学に行く必要はないのかもしれませんが、朱に交われば朱くなる、という言葉もある通り、偏差値が高い大学の学生と偏差値の低い大学の学生では、ある程度の差はあるだろうと考えています。最も、大学の学問というのは学者になるのでなければあまり意味はない(と思うが?)し、卒業した大学名が影響するのは卒業後の10年程度であることから、2浪以上までして難関大学を目指す必要はないだろうとは思います。とは言うものの大学に行きたいのであれば、偏差値が55程度になるほどには勉強してほしいものです。最も、日本の大学の7割以上は偏差値が50以下でも合格するとの話もあり、あまり勉強せず、しかも大学でもアルバイトなどに明け暮れて、まともな学問もせず卒業する学生も多いようなので、官僚や政治家のレベルが落ちてしまうのも無理はないのかもしれません。

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