近くの障害者通所作業所の畑で野菜作りのボランティアをやっている関係で、住んでいる区にボランティアとして登録していますが、障害者施設でボランティアをしているということから、何故か区の社会福祉協議会から「障がいのある方への外出支援」のボランティア講座へ参加しませんかとの誘い(?)があり、参加してみました。会社を定年で退職した後、何か出来ることがあればボランティアとしてでも手伝いたいと考え、ボランティアとして登録していたもので、現在は施設での野菜作りを主に活動しており、その他にも月1回はボランティアとして活動しています。ボランティアの募集などの貼り紙などもあり、活動出来るようなものであれば参加したいとは思うものの、そのほとんどが障がいのある児童の通学のつき添いであったり、子供たちと遊ぶことであったり、高齢者の補助であったりと、他人と直接係わることであることから気が進まず、外出支援的なボランティアとして活動することはありませんでした。
今回の講座も受講しても得るものはないだろうし、ボランティアとして参加することを頼まれても無理だと考えていたものですが、せっかくのお誘いだったことから、参加してみたようなものです。参加者は20人ほどで、8割程度は女性でした。テーブルが3つあり、そのテーブルに参加者が分かれて座り、知的障がい、発達障がいなどについてや、ボランティアとして関わる上での留意点などの説明が1時間ほどあり、その後に実際に活動されている人の話があって、各テーブル毎にフリートークです。自分がいたテーブルでは、実際に障がいのある子供と接触のある人や、通学路での支援活動をやっている人、これから実際に活動することを考えている人などがいて、実際に活動しているわけでもなく、これから活動するつもりもない自分は部外者、という感じです。実際に活動されている人の話を聞いてもやはり大変で、残念ながら外出支援などの活動に参加したいとは思いませんでした。
傾聴ボランティアの話なども聞くし、参加しませんか、と誘われたこともありますが、話を黙って聞くだけというのも自分にとって辛いものがあるし、まして知的障がいがある子供のように、こちらの言うことを聞いてくれない子に付き合えるとも思いません。どちらかというと意気に感ず、というタイプなので、こちらがやることにしっかり応えてくれないと、やる気が起こりません。これらの障がいがある人の割合は人口の6%ほどとのことでしたが、この割合で考えると、小学校などの1クラスに2〜3人の障がいを持つ子供がいる計算になります。聞きわけのない(と思われる)これらの子供を教育するのは大変だろうし、また、学級崩壊なども起こり易くなるのも無理はないと思ってしまいます。活動されている人の話を聞く限り、こちらの話はまともに聞いてくれないし、ある意味では欲望のままに行動するという面があるようで、扱いがかなり難しいようです。ボランティア活動よりもこれらの話を聞いていると、彼らが大人になってからどんな行動をするのか、そちらの方が心配になります。

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