畑の方の生垣である万作について、枝葉が伸びてきたことから剪定しました。今回は普通の剪定ということではなく上部に一杯ある枝を切ったという感じで、上から見るとかなりみっともない形になっています。一応道路側はほとんど剪定せず、上部をそろえただけであり、敷地が道路から50cmほど高いこともあり、そんなにみっともなくは見えません。勿論、じっくり眺めてみればみっともない感じですが、通行人がそんなことを気にするとも思えず、あまり気にしないことにしました。しかし、万作という木は一般的な形の生垣には不適切で、かなり面倒な木です。一般的に生垣などの木は幹の下の方から葉が多く、枝はあまり大きくならずに常緑樹が適切ですが、万作という木は葉が外側に広がりやすく、そのままにしておくと段々と木の周りに葉が茂ります。
また、生垣というのは当然のこととして高さを一定にするため上部を切りそろえますが、万作という木はやたらと枝が出て葉が茂ります。このため、そのままにしておくと段々と木の高さが高くなることから剪定ばさみで切りますが、小枝が多く残ります。この小枝から葉が出ることから上部に密集した形で枝が混みあい、風通しが悪くなります。生垣が高くなると畑への日当たりが悪くなることから、今回はやたらと密集した上部の枝を切るとともに生垣の高さを低くしたものです。ここの生垣は元は槙が植えてあったものですが、古い家を解体する時に生垣を一旦移動したもので、その後元の場所に戻したものの半分ほどは根付かず、枯れてしまったため、代わりに万作を植えたものですが、失敗でした。
槙はほとんど手入れが不要という感じで上に伸びることもなく、一応初夏に1回程度剪定すれば問題なかったものですが、万作は初夏と晩秋に2回の剪定が必要で、それだけでも面倒です。槙にしろ万作にしろ連れ合いが選んだものですが、剪定するのは自分であることからもっと手入れのしやすい生垣にすべきだったと思ってしまいます。今更ですが、考えてみれば槙という木は我が家の生垣にはかなり適した木だったようですが、槙も幹の下の方は葉が少ないことから、一般的な生垣としては不適かもしれません。また、槙は価格が高いという話もあるし、根が下に伸びる傾向にあり、植えるのも植えた後もそれなりに大変かもしれません。

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