この字型の階段をアメリカではC-Stair(C階段)と言うそうですが、踊り場を2段にしてバラスター手摺りにするのは日本だけだと、外国人カーペンターに言われてしまった。
お踊り場を2段(又は3段)の材料が販売されているので、今まで2段踊り場は何度もやっていたが、アメリカは1段が常識のようだ。
このC階段で親柱を建てて施工するのがかなり難しい。
かなり深いところまで親柱をガッチリ固定しています。
笠木を斜めにするポニーオール方式?で施工すれば、難しいながらも何とか施工できるだろうとの思いで設計しているが、現場はかなりの苦戦だったようだ。
C階段しかプラン上無理な時は、途中から壁手摺りにすべきとの事だったが、
きれいに仕上げてもらっているのを見ると「できるジャン・・!」と思ってしまう。
改めてL.J.Smithのカタログおよびガイドブックを見ると踊り場2段のバラスター手摺りの写真は出てこない。
C階段でバラスター手摺りにする時は、踊り場を1段にすべきとわかったものの、日本の敷地条件でこれをクリアーしていくのは結構大変だ。
この階段にまだボリュートが付いていたので、バラスターの取り付け位置が旨くいかず、現場は相当難しかったようだ。
輸入住宅のバラスター階段は、金額以上にかなりの手間がかかっている事を皆さんわかってくださいね!
土足で上り下りするアメリカの階段は踏面の奥行きも約300が常識らしいが、なかなかそこまで取れないのが現状だ。
設計においても、悪戦苦闘の日々が続きます。
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