今年の正月にヒロムさんの知り合いで工夫堂の坂口亮二さんと飲んだ話をしたと思うが、その縁あって松岡亮さんの主宰するシネマドラマ研究会というワークショップに何回か参加した。ここでは講師としてNYアクターズワークショップの伝法谷敦志さんを招いてリピティッション・ゲームというレッスンをやっていた。これは鍬田さんのラバンとは正反対で身体を全く動かさずに内面の変化をありのままに表現することを目的とする方法論で、伝法谷さん本人も言っていたが自己開発セミナーに近い。これはこれで大変興味深いレッスンである。しかも、レッスンは五段階に分かれていてリピティッション・ゲームはそのレベル1だという。大変興味深い。車の教習みたいだが、レベル5までどんなことをやるのか是非観て見たい!
伝法谷さんのマイズナー・レッスンと鍬田さんのラバン・レッスン、それに公演後から再び通い始めたヒメイチの殺陣レッスンがちょうど心と肉体の良いバランスで、しばらくこのまま並行してやって行けたらいいなぁ…。
…と、思っていたら二月にとんでもなくムチャな仕事が入ってしまい(この辺のこともブログに書きましたね)、レッスンは全てキャンセル。私はひとり家に缶詰になって脳髄の地獄と格闘していた。
そして、3月になった。2月の後遺症というかダメージがまだ残っていてしばらく何の活動も出来なかった(余力が残っていなかった)のだが、その間にシネマドラマ研究会と伝法谷さんのレッスンが別れてしまい、どちらに参加したらいいのかよくわからない状態になってしまってた。シネマドラマの稽古には一回参加したが、伝法谷さんの方にはまだ踏み出せずにいる。2〜3月のブラックホールによってできた穴を修復する作業に手を焼いている今日この頃である。

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