昨日の記述の友人がまだ会社や世間と戦っていた頃、彼は経済学や法律の勉強をしていた。弱者にウンコを投げつけるような社会と戦うための武器となる知識を身につけようと思っていたのだろう。私もそんな彼の影響で、遅蒔きながら経済や株式、金融の入門書を読み始めた。
今まで数学や会計が大の苦手だったので、経済学的なことはとことん避けて来たのだが、やはり読み始めてみると自分の未知なる世界の姿が見えてきて面白い。もっと若い学生の頃からこの学習意欲があったならとついつい悔やんでしまう時もあるが、まぁ仕方がない。学生の頃は勉強ばっかりしている同級生に反発していたからな。その天邪鬼精神が今の私を築いたわけで、この年になってから勉強が好きになるというのも一種の天邪鬼であるのかもしれない。
…市場、決して目に見えるものではないが確実に今の世の中を支配しているもの。特に近年の日本人はそれを宗教の域にまで崇めているようにも見受けられる。しかし、その仕組みが簡単なところから明らかになって知って行くのは、タブーを犯しているかのような面持ちになってワクワクしてつい読みふけってしまう。

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