細木和子の星占術にはまったく興味がなかったのだが、たまたまカミさんが本を買ってきたので調べてみると、私は通常の六星人の運気には当てはまらない数奇な運命の持ち主である霊合星人なのだそうだ。
霊合星人はまったく矛盾するふたつの星人の運気が入り乱れているので浮き沈みが激しく、その周期も極めて不規則なので周りからは捉え所のない、性格・気質がつかみにくい人だと思われがちだということだ。そうだったのか…それは確かに言われてみれば当たっている気はしてくる。
また、せっかくの幸運期でもそれを100%活かせないことがある反面、非常に悪い運気でも不思議と救われる、一言でいうと悪運が強いという特徴があるようだ。
さらには、若くして人生のエネルギーの大半を燃焼し尽くしてしまい志半ばに夭折するするか、あるいは地味ではあっても細く長く、その世界で長い間活躍するかどちらかに偏りやすいともいう。
主な有名人はメール問題で自滅した民主党の永田議員、新庄剛志選手、工藤公康投手、X-JAPANのhide、伊丹十三監督、演出家では蜷川幸雄や浅利慶太も霊合星人だ。他にも椎名林檎、村上龍、吉永さゆりから田中眞紀子、筑紫哲哉、池田大作までそうそうたるメンバーが名を連ねている。
当然誕生日がまったく一緒の本城まなみも霊合星人だろう。また、翌日に生まれたベッカムもそのはずだ。
非常に特殊な星人だということだが、その比率は12人に一人。日本人の総人口が一億二千万人だとすると、この日本には約一千万人も霊合星人がいるわけだ。
何だ、ちっとも特殊じゃないじゃないか。
と、文句を言いながらもついつい読み進んでしまう。

0