目を患ってから一週間余りが経過した。
一時はまったくの盲目状態で日常生活もおぼつかなかったが、今では車椅子のじいちゃんを押して散歩に連れて行けるまでに回復した。
同じく車椅子のばぁちゃんを散歩させるのは母親の日課なのだが、いつもじいちゃんが留守番ばかりでは可哀想だというので、せっかく家にいるのだからということで連れてゆくことなったわけだ。私の方は目を患って自宅療養している身とはいえ、体調が悪いわけではないので体力は有り余っている。
ばぁちゃんと母親、じいちゃんと私、犬のトッポと家族五人の大所帯で約30分の緑道行進。
世間ではコムスンが大問題を起こしているが、介護の情勢は90過ぎのじいちゃんばあちゃんを抱える我が家にとっても他人事ではない。さらにはついこないだまで私も介護が必要になるかもしれない瀬戸際に立っていたのだ。
…色々と考えるところが多い。

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