久々に麻雀をやることになり、野坂氏と久々に会った。
彼は声の仕事を本格的に始めたらしく、半年ほど養成所のような所に通っていたそうである。
「自分の過去の演技を見て反省をしたい」
と、早めに来て過去の火扉作品を観ていた。
彼はもう前のようなオチャラケ君ではないみたいだった。
真摯に自分の反省すべきところと向き合う姿勢が感じられた。
雰囲気も以前よりずいぶん落ち着いて、引き締まったように感じられた。
いい意味で、大人になったなぁと思った。
彼も私と同じ34歳、着実に自分の進むべき道を歩み始めたのだろう。
「白髪、増えたね」と、彼は心配そうに言った。
「気がついたらこうなってた。原因はわからない」
「染めるつもりはないの?」
「今のところはないね」と、私は答えた。
麻雀が始まると、彼は子供に戻って駄洒落を連発。
私もそれに乗って下ネタを連発した。
人生は着実に廻っている。ケ・セラセラ。

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