タイ人のエッチャンが遊びに来た。エッチャンは近所の育野社長宅にホームステイしている留学生だ。社長のお使いでよくやって来るので仲良くなった。
エッチャンが東京近郊以外の所に行ったことがないというので、新婚旅行で西日本の古都を廻った時の写真を見せると、エッチャンはインターネットを通じてタイでのキャンパスライフの写真を見せてくれた。国は違っても青春時代の風景は殆ど同じなんだなぁと実感した。
ところで、エッチャンというのは果たして仇名なのか、本名なのか?私はずっと疑問思っていたのだが、答えは両方正解だった。
どういうことかというと、エッチャンとは彼の正式名称ではない。しかし、コチラの人たちが親しみを込めて「エッちゃん」と呼んでいるわけでもない。タイでは本名とは別に父親が子供をまったく違う名前で呼ぶらしい。しかも、それは単にニックネームという程度のものではなく、一般に広く知られる名前になるというのだ。
つまり、タイ人は正式な名前と一般的な呼び名とふたつの名前を持っているのだという。
日本でも本名と戸籍上の名前が違うという人は結構いるらしい。しかも何十年も使っていて広く世間に浸透していることが認められれば、法律上の名前も変えられるという。
興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?

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