昨日は朝から稽古、その後夕方前から共演者の方々と飲みに行って、気づくと六時間も経っていた。帰るともう午前様。カミさんも子供ももう寝ていた。
そのせいもあってカミさんは朝から機嫌が悪かった。
今日はカミさんの誕生日ということもあって、朝からずっと子供の世話や家事などを代わってやったのだが、それでも機嫌は治まらず、夜にはとうとう喧嘩をしてしまった。
私はたいした稼ぎもないくせに好きな芝居もやらせてもらっているのだから、文句の言える立場ではない。
カミさんは芝居を当分は諦めて、覚悟を決めて子供を産んだのだから。
カミさんに文句はまったくない。感謝してもしたりないくらいだ。
今、一年ぶりに芝居を始めて改めて(また子供を持ってみて初めて)、「生活」と「芝居」の天秤掛けの難しさに私が直面しているだけなのだ。
何せ「芝居」というものはどういうわけか、実に様々な「犠牲」を要求する生き物だからだ。
「枡形城〜」で共演させていただいている諸先輩方も、きっとこのような(いや、もっと深刻な)修羅場をいくつも越えて来たのだろう。その方々から見ればきっと私などまだまだまだまだ甘ちゃんなのだ。
でも甘ちゃんで結構。それが今の自分なのだ。
拙さも含めて今、思っていることを書いてゆくブログなのさ。

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