ごきげんよう。
とりあえず(今披露できるネタが無いので)自分が
「マリみてで好きなエピソードは?」
と聞かれたら挙げる事にしている「無印」について。
(無印は副題の付いていない第1巻と収録エピソードの通称)
読み込むほどに他の話も好きになって、もはやランク付けが
曖昧になって来ているのですが、やはり自分にとってこれがマリみての原点。
リリアンらしさというか独特の空気が1巻は何だか濃い気がします。
世界観をまず説明しなくちゃいけないからなのかな、
冒頭部分の「体全体で振り向く」辺りとかお嬢さま(見習い?)感大爆発です。
祐巳は平均点の、何て言っていても「平凡な女の子」じゃなくて
「平凡なお嬢さま」なんですよね。その普通さとお嬢さま的要素と
お嬢さま的要素自体が「普通」な世界とに一年前の僕はやられました。
それで「その巻で一番好きなシーンは?」と聞かれると非常に迷います。
無印で一番好きなのは流れる独特な空気なんだもん。
その意味では前述の冒頭部分「顔だけで振り向くなんて〜」は
一番好きなシーンのうちの一つか。
他に候補はラストの「月とマリア様だけが二人を見ていた」と
祥子さまの「なんでサファイアなのかしらね?」ですね。
一回目で鳥肌が立ったのは2番目、ラストの一文だったので
とりあえず聞かれたときは「ラストのワルツシーン」と答える事にしています。

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