以前あれだけ騒いだのでやはり詳しく書いておきたい所。
電撃文庫「バッカーノ!1931 鈍行編&特急編」(成田良悟)の
音声化をナイスなキャストで実現!のドラマCDが先日届いたのですよ。
内容は
・CD2枚(鈍行編+特急編+バウワウ&ヴぁんぷの劇場予告風ドラマ)
・特製トランプ
・
書き下ろし小説
・ポスター(キャラクター相関図)
ポスターは電撃の通販のみの特典の模様。
まずはドラマCD本編以外の感想から。特典が豪華ですねー。
特に
書き下ろし小説はB6サイズで152ページ!
しかもイラストがたくさんです。カラー口絵まで付いています。
「バッカーノ!1931? 回想編」。詳しい話はネタバレなので避けますが
事前の予告どおり「クレアとシャーネの再会譚」であり、
1934のプロローグ的な役割も果たすかもしれません。
例えるなら「がるぐる!」における「迷々!」であり、
それを遥かに豪華にしたような…いやこの例えはおかしいような気も…。
っていうかそもそも迷々が分かりづらい
新キャラも3人ほど登場してますます人数多くなってますが
とりあえずヒャッハァ。
キャラ相関図も面白いですよ。
しかし覚えてないキャラ名を見ると悔しいなぁ
ジョギーさん懐かしいー!ボビーにそんな秘密が!
フェルメートとターナーは笑いました。
……今挙げたキャラが誰だか何も見ず全部分かる人がいたら凄いかも。
もっとマイナーなキャラも載ってるので総勢100キャラ超えてます
トランプは…成田先生のサイトによると「完全描き下ろし」とあったのに
エナミ先生の日記には「半分の26キャラ分描いた」とあって
どういう事なのかな、何かの間違いかな、と思っていたのですが
スペードとクローバー、ハートとダイヤの絵はそれぞれ同じ。
これは正直落胆しましたが…なるほど矛盾はしていない…!!
黒が男性キャラで赤が女性キャラなのですが、同じ数字同士の組み合わせにも
工夫がされていて並べてみると面白いです。
使う気は起きませんがトランプとしてちゃんと使う事もできると思います
ジョーカー?完全に予想外でしたよチクショウ!
さてさて。
そして
ドラマCD本編です。始めに言っておきますが
評価は結構辛くなります。なんせこの鈍行特急は成田先生の作品の中で
一番好きな話であり、思い入れはマリみてに劣らないと
言ってしまいたいくらいですから。たぶん。
以下ネタバレ含むので注意
やっぱりあれですよね。
2枚組とは言え、たった120分ですから表現しきれるわけないんですよね
あの作品の魅力は!
残念だ残念だ。
ニューヨークで列車の到着を待つ面々のやりとりがカットされたり
特急編の肝である“クレア視点”がほとんど存在しない??
というか地の文の描写がないとアクションシーン何やってるか分からないよ
的なドラマCDなんだから仕方ないだろってな事さえも
残念に思ってしまっている自分が。
特急編の冒頭も、あれは文字だからこそ意味のあるネタなのにー!(馬鹿)
さあ、先に悪い事を言ってしまいました。褒める時間はこれからだ!
総じて買ってよかった!と声を大にして言える品ではあるんです
まずキャストがいいですねぇ
情報屋にナレーションをやらせる、というのがまず良いアプローチだと
思うのですがそれを演じるのが若本さん。
サザエさんの「アナゴ」役でお馴染みな人ですが…素敵です。
タイトルコールとか超カッコイイ。
ラッドもハマってますね。それだけに削られた台詞とかあるのが残念です
うーん、あえて言うならチェスの声がちょっとイメージ違ったかな?
以前ラジオでプロローグ部分は一部放送されていましたが
あれはホントに一部だったんですね。
仮装強盗、黒服、白服、ボロ服のプロローグも実はラジオ時は
細かくカットされていたみたいで…あぁ良かった。
重要だったり必要なシーンは残ってるんですよねやっぱり。
小説の方が猛烈に読みたくなってきたんですが私はどうしたら?
追記
ちなみに予告風ドラマはハッキリ言ってしまうと微妙でした。
これの為に集められたキャストではないので当然なのかもしれませんが
一部の声のイメージが…。面白い所は凄く面白いんですけどね。

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