sunset

「 今週はどこ行くの？ 」







職場のお友達が週末の予定を聞く

「 あ北海道です 」





「 い〜ぃなぁ〜〜〜っ！！！ 」



「 えーーー！　せっかく東京暑いのに涼しいとこ行くのもったいないですよ 」

「 普通は涼しいとこに涼みに行くんだけどね 」

「 いやいやそんなのもったいないです今日だってもう何んか朝涼しくてもう 」

「 え〜いいじゃな〜い　もう涼しくなってほしいよね〜 」


そばで聞いていたアナザーフレンドも

「 そぉ〜よぉ〜 」



同意する








まぁまぁまぁまぁ
世間での無難な
ご挨拶として
お天気の話題を選ぶのは
大変に一般的ですが
あのねこりは
作者の場合
真面目に正直に会話すると
無難なご挨拶のはずが
下手すると喧嘩腰に
なっちゃうからさ
お天気の話題は危険なんだよ

一体全体世の中さ
そこいら中のお店というお店が
この時期こぞって南国グッズ
ばんばん売ってそりを
皆んなばんばん買うじゃんよ
買う人は全員 「 猛暑万歳 」 「 涼むな危険 」 の
同意書に
サインして欲しいっす




















なぬ〜〜〜っっっ！！！









100均の下の楽器屋さんを再訪してみたならば！

よりによって
作者の２択のうちの
２つっとも

売れちゃってるじゃんか！！！



ウクレレ買うぐらいなんだから
きっと南国好きだしヤシの木もハイビスカスも
好きなのだろうね？
だからその柄選んだんだろうね？
そりでまさか
暑いの嫌いだとか
言うんじゃないでしょうねおぅぅっ？？？





何しろなくなってるのが
わかって途端に
悔しくなった作者は

「 あのぉ 」



店員さんに聞いてみた

「 あそこのウクレレはあそこにある在庫限りですよねぇ・・・ 」

「 そうですねぇ　在庫があればお取り寄せできますけど 」

「 あのぉ実は・・・ 」









こないだ撮っといた写メを
ご覧いただいて
もいちどお尋ねする



「 これのぉこっちの青いのかこっちの赤いのが欲しかったんですけど 」

「 あぁ〜　これですねぇ　聞いてみましょうか 」





なくなってるのがわかって
悔しかったくせに
もしかしたら手に入る
かもしれないとなると今度は
本当にこり
いるんだっけ必要だっけ欲しいっけ
目まぐるしく自問自答が
始まる





「 お待たせしました　こっちの青いのはあと２つしかないみたいです 」

「 ふ２つ・・・ 」

「 こっちの赤いのがあと１８個あるみたいですけど 」


「 ２つって・・・　すぐなくなりますよねぇ・・・ 」

「 そうですねぇ　２つですからねぇ 」

















ご注文してしまいました





「 こちらの赤いほうはよろしいですか？ 」

聞かれてさんざん迷ったが
１８という数の
安心感を理由に本日は
ご購入を
思いとどまった



大体あのね
作者
ウクレレ触ったこともないからね今日触ったけど

お取り寄せが届いたら
ちゃんと練習します
南国パレスに飾って満足しないでちゃんと練習します
飾っときっぱにしないでちゃんと練習します
ホントちゃんと練習すます




















「 あのね前も言ったと思うけど 」



こないだのスタジオで
新しく作ったサリーちゃんをお披露目して
ちょっと得意げだった作者に
会長が釘をさす


「 普通のストラップ用意しろって話さぁ 」

「 あ普通のストラップね 」

「 １本あったほうがいいって 」

「 そうだね言われてたね 」





何しろレコーディングのときなどは
じゃらじゃらうるさくて
たまんないので
いつも会長の普通のストラップを
借りていたのですが
とにかくレコーディングじゃなくても
何かのときのためにとりあえず
普通のを
１本
買いなさい

と
実はずいぶん
前から
言われていたのは覚えて
いるんですがね












欲しいやつ１本もないもんね










ヤシの木柄があるんなら買いますよ

「 ６万７千人が熱狂！！ 」







ワイドショーなんかが

あのときの
映像を流し始めると
咄嗟にテレビに
走り寄っては食い入るように
画面を見つめ
しばし放心ののち
ティッシュの箱を引き寄せて涙を
拭う





というような
センチメンタル地獄から
まだ
完全に
抜け出せていません
いやはや作者って
こんなに
引きずる女でしたっけ




















本当は

心情的には
どうしても次の日に
来たかったけど
どしゃ降りの
大雨だったもんだから
やっと












今日来たんだよ



どう数えてみても
梅雨が明けて
夏が始まった７月から
今日までの
あいだに
たったの一度も
ここに
来てない
ってことは今日が












夏の初めての湘南



ただもう
ここへ来ることに意義が
あったのであって
お日様が隠れて
しまっても












烏帽子岩が遠くに霞んで見えなくても












そりはそりでよかったんです



夏が終わったとしても
いいって
言ったけど
まだやっぱり
日には焼けるし風はじめじめで

この毎日が終わる
ことを考えると
切なさが












余り余りある



沖縄の軽くて白くて
さらさらの砂と違って
乾いても
こすっても
全然












落ちない真っ黒い砂は

ここが
湘南だからです
お家まで
砂がついたまんまの
汚れた足で
帰ってくるのも
ここが
湘南だからだ















感傷にひたひた浸かって
なかなかお帰りの
道を辿れない

作者に突然





とんでもない話が舞い込んだのは
夕陽が
雲のむこうに
完全に消えた頃のこと















そのお話はまた別の機会に

何を







書いても
それは全然
自分の本当に言いたい
ことじゃなくて
どう書いても
そんなのは全然
本当のこと書いてない
気がして
昨日は本当は
更新が途切れるのを覚悟で

書くのをやめようと思ったほどです





３回目だったんだか何年目
だったんだか
覚えていないし
フェスはいろいろです
だけど
今回の
今年のこのフェスは
何んでそうなのか
言える日が来るんなら言うのかも
しれないけど
今回の
今年でしかありえない
この日だけのフェスだったのです










もしちょっと間違ってたら
あの場所では会えなかったかも
知れないミヤちゃんと
会えたこと
到底ひとりでは
行きも帰りも
途中のお時間の過ごし方も
どうにもわからずどうしようも
なかったと思うのに
サカムケさんが
一緒に残ってくれたこと
ちがう離れたホテルからわざわざ
合流してくれた美人スタッフ佐藤ちゃんも
入れて３人で
夜遅くまでずーっと
ひみつのお話したこと
背負ってたらおねしょしたっていう
アンソニーがテーブルで
ずっと乾かされてたことも
パラソルとお空の写メに
サカムケさんが邪魔して入って
きたことも

そしてもちろん
あの
最後の１時間半も



全部
今年だけの特別で

もう







この日で夏が終わったって
言っても
いいと
すら思ったのです















絶対一生忘れない

ずっと聴いてきた







曲も全部知ってる

どの曲きても泣く自信がある
平常心でいられない自信がある





ずっとずっとずっとずーーーーーーーっと
大好きだったのに



今日










初めて会うんです