見慣れた姿は、近所のザックさん。私が何かと頼りにしている順子さんのご主人で、いつも夫婦で私たちに力を貸してくれこの2人には本当に感謝している。
また、ザックさんはジェーソンのビール仲間、兼スポーツ観戦仲間、兼日曜大工仲間で、私は彼に野菜の作り方やガーデニング、お料理のアドバイスをもらう。
今日は家の壁に板を張り付けていた。いつもながら一人で作業している。彼に言わせると本職さんがやった他の家は、「うわー、これまずいなぁ。」と思うくらい差があるらしいが素人目には全然わからない。
私たちがイプスイッチに移り住んだ頃、この家すべてグリーンの壁だったのがすっかり木に変わった。この木の壁はペンキを塗らないのものなので、年月がたつと木の色に味わいが出てきていい感じになるんだとか。手間はかかるけど、月日をかけて風化していくペンキよりいいなあ。
それにしても、ザックさんにしろ、うちのジェーソンにしろ、大きなプロジェクトを一人でどんどん進めていく根気の良さには感心する。意思の強さと言うべきか。
彼の家庭菜園の一部。毎年夏になるとここにいろんな野菜が出来ている。
散歩ついでに娘と庭を見せてもらいに来たよ、というとハシゴから降りて畑や庭を案内してくれたが、明日雨らしいねえという話になったところで、「え、じゃあ急いで仕事してしまわないと。」とまたハシゴに戻っていった。
それにしても、あんな高い所で一人でやってるなんてと恐ろしい。順子さんは「通り側のときは危なかったけど、今回は反対側にお隣さんの壁があるから、万が一ハシゴが倒れてもそれに引っかかる。」と言っていた。これは愛情の裏返しか。
(作業小屋)
ジェーソンにしても、一人ではしごをかけて3階の壁のペンキを塗っていたりすると、万全を期してくれてると思いながらも、ガタン!というと音がしたりするとビクッとする。
でもそれが毎年で、3年目4年目となってくるとこっちも一応毎回気になりながらも、「ああ、またハシゴ出してるな。」くらいの意識になっていくから恐ろしい。順子さんちはそれが確か10年以上だからなあ・・・。あ、うちと一緒にしちゃいけませんね。
彼はまた家具やボートなんかも作ったりする。その作業小屋入口の張り紙。「女の子立ち入り禁止」って、家族の半分が女性なのにこんな小憎たらしい張り紙つけて大丈夫?
いつだったか、まあそんな注意書きは見なかったことにして・・、と作りかけのものを見に中に入ろうとしたら、後ろから、「こらこらそんなところで何してんのっ!この張り紙見えなかったの?」という声。結構本気だからそんなところが彼らしい。
そしてこの季節とてもきれいな庭。2年前この庭からB&Bに沢山植物を分けてもらった。どれも元気に根付き今年もきれいな花を咲かせてくれている。

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