近所の友達とアジアン・マーケットに行くという前夜、朝の3時くらいから寝れなくなりしょうがないので買いものする内容を確認。というのは行き先が韓国食材主流のお店だったので、ならば今回は張り切ってキムチ作りに挑戦しようと思い立ち、パッケージに韓国語しか書いてなかったらの場合を想定しパソコンまで開いて、さあ粉トウガラシやコチジャンはなんと書く?と検索し初めてのハングルをメモした。
なのに・・お店で大量のハングルに囲まれると、一体どれが自分のメモしたものと同じかわからなくなり、結局買い物中の韓国の方にお願いすることになってしまった。「この辺があなたの探しているもので、私がいつも買うのはこれね!」と、一つ私のカゴに放り込まれコチジャン決定。通路にいる店員さんや買い物中の皆様に聞きつつ食材を揃え帰路に着く。
その昔、韓国の方手作りのキムチを頂いたときそのあまりのおいしさに、「これ作ってみたい。」と言ったら、「やめて!(直訳)。すごく面倒くさいから。」との返答で、そんなものかとあっさりあきらめたあの日から早5年。友達にうまくできたら持っていくからねとか言いつつ、全く自信なしの初挑戦。
パソコンであれこれレシピをさがし、「お手軽」と「手の込んだ」の中間路線をいくことにして、野菜はメインを白菜、その他大根、人参、庭に生えているニラ。入れ込む魚系はイカの塩辛とかは見当たらなかったので、レシピによってはサーディーンで代用とかもあったがやめて、海藻とか本来は出汁をとる魚の粉末とか、今回は入れなかったがサキイカとかも用意してまた勝手にいろいろ投入。
石鹸作りもかなり自己流に走ったが、今回もキムチでレシピが泣く暴走。それにしても韓国のトウガラシは赤い!これを見るまではキムチを見ると着色?!と疑ったりしていたが、元の食材がこんな色してたらそりゃあ赤くなりますとも、と納得した。アメリカのお菓子が赤いのとは訳が違うらしい。
リンゴのすりおろしなども入れるので色ほど辛くはない。ちゃんとしたキムチと食べ比べたら味の差は格段に違うのだろうが、まあうちはこれでもいいかという味。昆布などから味が染み出ればもう少しコクのある味になることを期待しつつ、この入れ物で3つ分できた。
保存食作りに没頭したこの日、同じくパソコンでレシピを見つけた「ビールたくあん」。義理の父御用達のビールを一缶拝借し、3日目に味見をしたら結構おいしい!もうちょっと甘味を入れてもよかったかなという気がしないでもないが、これはこれでおいしい一品。
ジェーソンには忙しい昼間っからビールを飲みながら漬物漬けてる、と勘違いされたあの日は実際かなりの時間をキッチンで過ごした。アジアのお店でしか手に入らないエノキで作った「なめたけ」。これ子供の頃ビン詰めのよく食べたよなあ〜の、懐かしの一品。
(ちょっとだけ残っていたたまりしょうゆを使ったせいで色が濃くなってしまった。)
それにしても、お漬物が豊富にあるとなぜかとても潤った気持ちになる嬉し悲しき日本人。この前日本に帰った時に持って帰ってきた糠で日々のヌカズケもあり、一体どれだけお漬物に囲まれれば気が済むのか。

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