2005/9/30
↑ バクダット・カフェのイメージで。
昨日の朝は雲ひとつない晴天だった。
あまりの美しさに空を見上げる。
半袖だと、吹く風がもう肌寒い。
秋だ。
こんないい天気なのに、遊びに行けないなぁ。
近頃、夜中にピアノがブームだ。
ヘッドホンして弾いている。
ピアノと言っても、中古のキーボード。
知人にもらい受けた。
40鍵しかないので、音が足りなくて困る。
「40鍵でも充分弾けるぞ」
いーや、足りない。
ポップならともかく、
クラシックでは到底足りないのだ。
そうは言っても、タダ同然でくれただけでも有り難い。
無い鍵は弾いたつもりで先を続ける。
僕は10年ほどピアノをしていたけれど、
あまりのブランクで指が動かない。
なるべく易しい譜面を選びつつ練習する。
最初は情けない気分になったけど、
数日続けるうちに、
体が思い出してきたらしい。
すこし上達してきた。
窓から風が入ってきた。
お、僕のメンデルスゾーンを気に入ったか
と思ったけど、
よく考えたら、ヘッドホンしてるから
無音だよな。
詩の世界は遠い。

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2005/9/29
↑ ご機嫌ななめ
植物を撮ろうとほふく前進していたら、
何か気配を感じた。
む。やるな。
いつのまにか、カモに後ろを取られていた。
草陰をひたひたと歩いてきたみたいだ。
かわいいヤツよ、と1枚。
再生してみると、妙に目つきが悪い。
なんか嫌なことあったのか、
それとも僕に対する疑惑なのか。
一概に鳥が好きだが、
カモは特に好きな鳥のひとつだ。
あの全身のフォルムにぐっとくる。
相手さえ嫌がらないのなら、
そっと抱き上げて撫でてみたいと思う。
嫌がるだろう、絶対。
茶色のグラデーションの羽もいい。
目は黒で、丸くぱっちり。
クチバシの付け根のあがり具合も
微笑んでいるようで、
僕への好意を感じる(気のせい)。
今回の引越しで
目の前が小川になってから
カモたちとほぼ毎日、会えるようになった。
今は、カモの個体を識別しようとしている。
クワクワと大声で鳴くのがいて、
一番のお気に入りだ。
背中に白い羽がめだつので見分けやすい。
羽根の色が違うせいか
ヤツは先日、仲間につつかれていた。
なんだ、なんだ、いじめるなよ。
なんとかしてやりたいけど
見守るのが野生の動物へのマナーか。
はがゆい。
寒くなったらどこかに飛んでくのだろうか。
冬にも会いたいよ、カモ。

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