2007/2/20

2人暮らしに2LDKは充分な広さだと思うけど、
荷物の多いのが2人集まると、ちょっと狭い。
リビングと寝室には収納がないので、
残る1室に物を詰め込む。
物置き、
よく言えばウォークイン・クローゼットだ。
しかし、ここ最近はウォークインできてなかった。
というのも、
古いプリンターの巨大な箱が床を占領していたのだ。
壊れたわけではないので、捨てられない。
使わない電気製品をどうしたらいいだろう。
以前、電子レンジの時には、
友人の紹介でその後輩に送りつけたが、
今回はもらってくれる心当たりもない。
思い立って、プリンターを車に載せた。
「要らない電気製品なら、
港に持って行って、ロシア人にあげるといい。
ノーマネー、と言って渡すと喜ぶらしいぞ。」
Sさんが話していたのを思い出した。
あれはジョークかな、ほんとだろうか?
埠頭に行ってみると、
ロシア船(たぶん)が、沖に2隻浮かんでいた。
1隻が接岸していたけど、船員の姿はない。
あの話はロシア人がいないと試せない。
国際交流が中止になって安堵した。
やっぱり、ちょっと怖いもの。
結局、リサイクルショップに行くことに。
古い型だから、買取りは無理かもしれないが、
不燃ゴミにするくらいなら、引取りだけでもいい。
ともかくレッツゴー。
リサイクルショップで、事情を話した。
査定すると言われ、店内で待つ。
しばらくして渡されたのは硬貨1枚だった。
、、、さよなら、プリンター。
ガソリン代にはなりました。

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2007/2/20

クリスマスローズが咲いた
オオハクチョウがそろそろ帰るらしい。
テレビに、市郊外の田尻池が映っている。
4、5羽のオオハクチョウが、
バサバサと大きく羽根を振るって水上を走り始めた。
足をばたつかせて離水し、空に舞い上がる。
上空でV字編隊を組み、円を描いた。
長距離移動に備えた準備運動のようだ。
空に飛び立ったまま、
彼方に消えていった群れもあるらしい。
帰ってしまう前にもう1度会いたいなぁ。
今週末でも間に合うだろうか。
オオハクチョウの編隊はそりゃあもうかっこいいのだ。
僕は鳥なら何でも好きなのだが、
とくに、渡りをする水鳥が好きだ。
微笑む口元、小さな黒い目。
海を山を越えて、今、目の前で水に浮いている。
渡りの途中で命を落とす鳥も多いらしい。
長距離を飛ぶのは重労働なのだ。
WATARIDORI(2001、仏)という映画で、
その様子を垣間見ることができた。
オオハクチョウやガンなどの
長距離を飛ぶ鳥たちのV字編隊にはきちんと理由があり、
群れの仲間は、
自分の前の鳥が作り出す気流を利用して効率よく飛行する。
だから先頭の鳥は重労働。
しばらく飛ぶと、疲れてしまう。
映画中のガンは、先頭を代わってくれ、と隣の鳥に頼んだ。
「クワ」
クワクワ、と返事があって、トップが交代。
彼らが会話し、
助け合って飛んで行くことを知って感動した。
きっとオオハクチョウ達も、クワクワと鳴き交わしながら、
V字を組んで飛んでいくのだろう。
今日から木曜までの天気予報は晴れ。
穏やかな日本海を無事に渡れますように。

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