2010/7/22
最近、体重計を買い換えた。
ここ最近、我が家では
‘計るだけダイエット’が外気よりもアツい。
どういうダイエットなのか。
ご存じの方も多いだろうけど、
朝晩ただ体重計に乗って、
体重をグラフに書き込むだけ、というもの。
右肩下がりのデータを見ると
脳内に快感物質が出て、楽しく続けられると言う。
食事制限も運動療法もしたければしてね、
ぐらいのいきおい。
これはいい、と僕は思った。
我が家のあざらしさんは
出会ってから今にいたるまでに、8sの肉を蓄えた。
僕の好みとしては問題ないのだが、
健康には気をつけてほしい。
だって、血液検査の結果が悪いんだもの。
本人も痩せたいと思っているようなのだが、
ぴったりのダイエット方法はなかなか見つからなかった。
そこで、
‘計るだけダイエット’を提案する。
案の定、疑惑の目を向けられたが、
だまされてみたら、と説得する。
実際のところ、この時点では僕も半信半疑だった。
それが2カ月前のこと。
元来、根がまじめなことが功を奏し、
せっせと体重を計測し続け、ひと月を経過。
データがグラフとして見られる長さになった辺りから、
あざらしさんに明らかな変化が。
フェイスラインがしゅっとしてきたぞ。
右肩下がりのデータに気をよくしたらしい。
めきめきと自意識が芽生え、
飲み屋でのシメの雑炊を自ら我慢するようになった。
革命だ!
すると、あざらしさんは言うのだ。
我が家の古い体重計は最小単位が200gだけど、
最新のものは100gを切るものもある。
正確なデータがとれたら、やる気が倍増するのに。
おう、買おうじゃないの。
新顔は、最小単位が100g、
体重に体脂肪はもちろん、
内臓脂肪レベルとBMI、基礎代謝、体年齢が計測できる。
いそいそとピカピカの体重計に乗るあざらしさん。
何度乗っても、誤差レベルだと思うけど。
が、機能が増えたがための悲しいお知らせがあった。
体年齢が実年齢より3歳上、だそうで。
余計な情報だなぁ、と思いつつ、
興味本位で体重を計ってみると、
僕の体年齢は、実年齢より4歳下とでた。
高笑いする僕。悔しがる家人。
笑ってごめん、僕を見返してよ。
本日もダイエットは無事、継続中。
‘測るだけダイエット’おすすめであります。

2
2010/7/20
6月は傷心のうちに過ぎ、7月はただ雨に打たれる。
そして、やっほう、梅雨明け。
喜んでみたけど、
よく考えたら、自分、暑いのは苦手なのだった。
クーラーを止めたら何にも出来ない。
よって、梅雨明け=クーラー漬けの日々。
本日の富山は晴天もいいとこ。
日なたを歩くと、蕩けそうな気がする。
そんな昼休み、手に保冷剤を当てて病院へ。
昨晩のこと、熱湯を左手にかけてしまった。
直後から3時間ほど氷で冷やしたが、
深夜になっても左手4指に激痛が残り、
眠ろうにも眠れない。
だって、指がもぎれるように痛いんだもの。
じゃぁ、寝なければいいじゃない、というわけで、
左手を氷水に漬け
右手に文庫本のページをを繰る丑三つ時。
酒でも飲んだら痛みを忘れそうなのだが、
痛みの程度で傷の深さが推し量れるというもの。
分からなくなるのは心配だった。
読書で徹夜なんて、久しぶりですわ。
が、この判断が功を奏したらしい。
医者からは
「沸騰した湯をかけたわりには状態がいい」
よかったね、と慰められた。
48時間は患部に留意するように、
なんかあったらまたおいで。
塗り薬をもらって、帰途についた。
いまだピリピリと痛む手をさすり、
鋭い陽射しの下を歩く。
徹夜明けにはツライなぁ。
信号の数メートル手前の木陰に避難する。
押しボタン式の信号だが、対向に車の姿があって、
あいつがセンサーを作動させるだろう。
ボタンを押さずにただ待つ。
と、工事の誘導員の男性が信号に歩み寄り、
ボタンを押した。
明らかに、僕のためだ。
わぁ、すみません、すみません。
駆けよって礼を言うと、
日陰で待ってなさい、とにっこり。
親父よりも年上、高齢者と言ってもいいかもしれない。
外仕事とて、彼の方がよっぽど暑い思いをしてるだろう。
なんかよっぽど弱った顔をしてたんだろうか、僕。
申しわけないです。
やがて、信号が青に変わった。
もう1度男性に礼を言って、信号を渡る。
焼けども最悪の事態は避けられたし、
親切にしてもらっちゃったし。
いつもみたいに、なんとかなりそうであります。

3
1 | 《前のページ | 次のページ》