晴れはれ日記
今日もどこかで暮らしてる。
ごあいさつ
「
雪吊りラブ
」を
@nifty:デイリーポータルZ
のお題DE道場(2010年2月26日号)に載せていただきました!ありがとうございます。よろしければ、前回採用の「
トロッコで行こう!
」「
バス停をめぐる冒険 挫折篇
」「
スズメのおふろ
」「
アルミを溶かそう
」「
雪を飲む
」「
50%を目指す
」「
路面電車を追いかけて
」もごらんください。
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2011/6/13
「ギンリョウソウ」
全体
日曜日は午後をまるまる植物園で過ごした。
今年は八重桜を見逃した。
駐車場のユリノキも花の盛りはとうに過ぎ。
ショウブには遅く、ハナショウブには早い。
アジサイにも、まだ早い。
そうはいっても、なんかは咲いているだろう。
だって、植物園なんだから。
パン屋で焼きたてのパンを買って、
新品のピクニックブランケットを芝生に広げて。
これまた買ったばかりのバードコールで遊ぶ。
空は全面、薄い曇に覆われている。
まぶしくないから、昼寝にちょうどいい。
若葉も花に負けない美しさ。
寝ころんで、見上げる空を
アカタテハがせかせかと回って消えていった。
心配なくらい華奢な
イトトンボはふらふらと飛んできて、葉陰でひと休み。
ツバメの子らは時おり鳴き交わしながら、
池の水面を切り裂くように飛び回る。
楽しくて仕方ないんだろう。
食事を喜ぶものあり。
おずおずと新しい世界を探検するものあり。
雲のような花の中で、悪だくみをするものもいる。
雲行きが少々あやしい。
雨が降り出す前に帰りますかね。
水辺から離れ、ブナの森を抜けて行く。
薄暗い森のなかで
白く光るのはヤマボウシの白い花。
その根元、
落ち葉の積もる湿った地面には茶色いキノコたち。
おや。
あれは。
もしかして。
ギンリョウソウ!!
植物は、葉緑体を持ち光合成するものが一般的。
けれど、
ギンリョウソウはその例外だ。
葉緑体を持たず、色素のない体は真っ白。
腐生植物と呼ばれ、菌を利用して
他者から必要な栄養をもらって生きている。
全国に分布するとは知っていたが、
いままで実物にお目にかかったことはなかった。
キレイー、かわええ!
体を低くして、俯いた花を覗き込んだ。
背後から家人の声。
「なにそれ、気持ち悪ーい」
なんだとう、ギンリョウソウちゃんに何を言う!
植物じゃないんじゃないの、と言い募る。
触ったら病気になるんじゃないかレベルの嫌がり方。
猫に小判とはこのことだ。
栽培法もない貴重な植物なんだから!
野生でも、運が良くないと見られないんだから!
、、、それにしても、いいものが見られた。
夏を前にして、ツキが上向いて参りました。
4
投稿者: かえる
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2011/6/10
「蝶」
全体
僕はサツキとツツジの区別を知らない。
このピンクはどっちだろうな、と思いながら、
藤棚の下に座っていた。
木陰は涼しい。
ここ数日、富山はまるで夏が来たような陽気。
今日は暑いなぁ、なんて思っていると
午後にわかに空かき曇りドバーと豪雨。
雷も聞こえる。
やがて陽射しが戻って、アスファルトが乾く。
これを夏と言わずしてなんと呼ぶのか。
梅雨はどうなったんだろう。
川べりでぼんやりしていると、黒い蝶が飛んできた。
大きな蝶はかっこいい。
嬉しくなった。
遠目でも、翅の白い班が見える。
ナガサキアゲハかな。
それとも、モンキアゲハか。
蝶はやがてヒイラギナンテンの花に下りた。
薄い黄色の房状の小さな花。
目の前にサツキも咲いているから、
選ばれてヒイラギナンテンも嬉しかろう。
蝶を近くで見たくて、にじり寄った。
蝶は舞い上がる。
僕の存在を嫌がっているはずなのに、
ヒイラギナンテンはよほど魅力的なのか、
蝶は何度も戻って来た。
僕の興味本位で
彼(彼女)の大切な時間を浪費させては申し訳ない。
僕が離れると、蝶は嬉しそうに花に下りた。
いっぱい食って、元気に暮せよ。
『蝶の生活』表紙より
今、『蝶の生活』(シュナック著/岡田朝雄訳/岩波書店)
という本を呼んでいる。
シュナック氏がドイツ人ということから、
もう想像はついていたが、
蝶とはいっても記述の半分は蛾についてだ。
というか、氏は蛾の方が好きなんだと思う。
もしご興味の方がいらっしゃったらご注意申し上げる。
一般に言われる蝶と蛾の区別には例外も多い。
学問上でも2つの区別は曖昧とされている。
とくに、フランス・ドイツでは
2つを同じく扱い、
蛾も鑑賞に値すると考えているようだ。
シュナック氏は
ナチス時代のドイツで作家として活動した。
詩人でもあり、
蝶を観察するだけでなく、感情移入も試みる。
学問的というより、読み易いエッセイ・物語だ。
時に優雅ですらある。
ただ時おり
移植実験、人工授精、殺虫管、青酸など、
異質(に思える)言葉が出てきて驚かされる。
街路樹の花が咲き、風に乗って蝶が飛ぶ。
よい季節であります。
1
投稿者: かえる
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