2019/7/10
昼過ぎに桜並木の下、川岸を歩いていた。
白黒の美しい羽根をしたアオサギが
川岸の木陰で、川面をじっと見ている。
なかなかの美人。
背後を通る僕を警戒するそぶりが見えたので、
静かに、でも急いで通り過ぎる。
立ち止まると、飛んで行ってしまうのだ。
しばらく先の岸辺に、先ほどとは別のアオサギの姿。
全身ぼやけた灰色で、すこしぽやぽやしている。
たぶん、独り立ちしたばかりの若鳥かも。
時間帯のせいか、人とまったくすれ違わなかった。
陽の光が密な葉の間をすり抜けて、繊細な影を作る。
ここは小さな川だけど、鳥の姿が多い。
カルガモにヒドリガモ、コガモのつがい。
アオサギにコサギ。
今の時期にはいないけれど、
冬にはオオバンやカワアイサを見かけた。
スズメやヒヨドリ、カラスにムクドリはもちろん、
シジュウカラやコゲラ、メジロにウグイス。
春にはジョウビタキも見かけた。
オナガにはまだ今年は会っていない。
なんだか今日はやたら世界がきらきらしてるな。

北からの風が気持ちいい。
もうすぐ梅雨も開けるだろうか。

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