2012/10/30
ラストラン 記録
ども、海渡です。
最近月が綺麗ですね。こんな時には、マンガやアニメに出てくるようなまんまるもちもちのお団子を食べながら、ゆったりお月見でも楽しもうかという気に・・・なりませんけど。
さて、いよいよ坊っちゃん劇場のステージを踏むのも残り一回、千秋楽を明日迎えます。
いや〜、ほんとうにいよいよかと。どんなステージになるんだろうかとわくわくしています笑
今までやってきたことを信じて。
最後まで一瞬一瞬を新鮮に生きられるように。
そして、今まで無事に大きな怪我もなく舞台に立っていられるよう支えて下さった、キャスト、スタッフ、ファンクラブの皆さん、ご来場頂いた全てのお客さんに感謝しながら、明日の舞台を目一杯楽しみたいと思います。

ファンクラブの方に頂いた色紙。
このような素敵な贈り物を頂けて、本当に僕は幸せものです。
皆さんの期待に応えられるように、海渡はこれからも上を目指します。
では、また。

2012/10/20
残り10回! 芝居

心の国境を越えたい。(in オレンブルグ・ドラマ劇場入り口)
ども、海渡です。
いよいよ坊っちゃん劇場での仕事も、終わりに近づきました。
残りのステージ数、10回です。はい。
長いようであっという間だった。と、言いたいところだが。
充分長かったよ(笑)
あ、でもこれは決してネガティブな意味ではなくて。
一日一日が本当に濃厚な一年半だったから。だから、とても長い間劇場で働いたような錯覚に陥りそうなくらい、この一年半は充実しておりました。
思い返せば、プロのミュージカルというもの自体が初めてだった自分にとって、誓いのコインと言う作品はとても難易度の高いものに感じたから、その分疲労度も相当なものだった。そう考えると、やはり一回一回が濃密な時間に感じるのも無理はないなあと思う。
歌も、ダンスも、この一年半で着実に進歩出来た。それは間違いない。
舞台を数多く踏むことによって得られるものは大きい、とあらためて感じた。
今年度に入って新たに立てた目標である、「誓いのコインの一年で学んだ事を、幕末ガールの半年に活かす」というもの。こちらも、あくまで自己評価だが、十分に達成できたように思う。
今度は、この一年半で学んだ事を活かして、今後の俳優としての活動に活かして行きたい。
そうじゃないと、同じステージに420回立ち続けるというものすごい経験をさせて頂いたことを活かしきれていないということになる。
それは、嫌なんです(笑)
俳優とは、いつ何時も貪欲であるべき。
豊かな体験、創造、発見・・・を常に追い求めて行きたい。
そのためにはもっと、もっと、高見を目指して。高見に行くために具体的な努力を愚直に重ねていく。
そうすれば、後は運が味方してくれるのを待つだけだ。
さて、明日も朝から外部イベントの稽古です。もう寝よう。
では、また。

2012/10/12
420回。 なんとなく

海渡、跳ぶ。
ども、海渡です。えーと、写真はね、ロシアでちょっとテンション上がりすぎて、クレムリンという場所の近くで開脚ジャンプしたものです。うまく撮れてないけど(笑)
ところで。
タイトルの数字は何を表すものでしょうか?
制限時間は10秒です。チッチッチッチッチッチッチッチッチッチ・・・・・
はい終わり!正解は。。。。
僕が坊ちゃん劇場で踏んだステージ数の一年半の合算数です。
あくまでも、”約”なので、10月末までにはもうちょっと増えるのですが。
すごくない?←伊予弁のイントネーション(笑)
東京ではおそらくこんな経験は出来ないでしょう。
こんなに毎日毎日芝居のことを考え、実際に立つ機会は、一生涯でもそうそうないと思います。
時には肉体的にも、精神的にも苦しく、辛い事もある。
しかし、それが「舞台に立ちたくない」という風な思考には繋がらない不思議。
もともと好きでやってるというのも勿論ありますが。
この一年で、自分がいかに有意義な、価値ある仕事をやっているかということを、実感を持って体験できたからなんじゃないかと思います。
その証明となるのが、お客さんの笑顔。
坊ちゃん劇場では、俳優たちは終演後に「お見送り」というものをする。
その名のとおり、お客さんを見送りにロビーで待機するのだ。
その時に、いろんなお客さんの表情を目の当たりにする。
ほころんだ顔、涙目の顔、眠そうな顔、感想を共有し合い、なんだかうれしそうな顔。・・・などなど。
そんな彼らに「ありがとうございました、お気をつけて」と声をかける。
いろんな反応をしてもらうが、一番多いのはやはり「良かったよ、ありがとう」という言葉。
決してお世辞ではない、心のこもった音でその言葉を返してくださるお客さんが多いです。
そんな時自分は、「ああ、この仕事を選んで本当に良かった」と実感する。
そして、「明日も頑張ろう」と思えるのだ。
坊っちゃん劇場は、いまや東温市にとって、愛媛県にとって、なくてはならない存在となっているように思う。それは間違いない。その証拠に、坊っちゃん劇場に観劇を希望する学校、企業の数がどんどん増えている。
舞台公演に限らず、俳優が直接地域のイベントや学校へ赴き、アトラクション(歌や踊りを披露)やコミュニケーションスキルアップのためのワークショップを行ったりする。その仕事の量も年々増え続けている。
こちらからではなく、向こうから求められるようになっているのだ。
それは、坊っちゃん劇場の地道な努力が実を結びつつあることを意味している。
もちろんイベントの仕事が増え続けると、俳優たちは公演との両立に苦しむわけですが(笑)
こういう良い流れに乗って、もっともっと全国的に坊っちゃん劇場が認知されて、より素敵な劇場へと進化していって欲しいと思います。
僕自身ももっと成長して、またいずれ戻って来れるようなことがあれば、とても嬉しいです。
まずは、10月末までの仕事をやりきること!これに専念します♪
では、また。

2012/10/6
帰国して思い返すロシア 記録

みなさんども、火事場泥棒の海渡です。
・・・
ウソです。
これはモスクワマールイ劇場にて、終演後の片づけ中の写真ですよ。
ロシアから帰国してからすぐに、幕末ガール公演が再開。
それだけではなくイベントやロシア関連の外部のお仕事が入り、てんてこ舞いな生活を送っております。
とてもじゃないけど、気持ちは休まりません(笑)
あまりにも忙しいので、まだ帰ってきて一週間くらい前のことのように感じます。
しかし、泣き言を言ってる場合でもないので、ただひたすら目の前の仕事を着実にクリアして行くのみです。
ロシアに行って感じたことでも書いとこう、うん。
まず、想像を超えるほど、現代の建物と歴史的建造物とが共存している場所が多かったなー。
モスクワもオレンブルグも、古い建物がたくさん街の中にあって、それが違和感なく風景として溶け込んでいるのが、とても素敵だな、と。
もちろんモスクワは日本で言う東京ですから、洗練されてる部分は多いけども。
ぼくは愛媛生まれ、愛媛育ちなので、オレンブルグの田舎っぽさが好きだったな。
で、ビックリ&不便に感じたのは、お風呂に浴槽がないこと。
ロシアの方はあまり湯に浸かるという事はしないんですね。
滞在中はカンパニーメンバーの多くが、「帰ってお風呂に入りたい」とつぶやいていました(笑)
そして、人かな。
ロシアの人たちは愛想というものがあまりない。
愛想を振りまくのはせいぜい仲間と喋っている時だけ。あとホテルのサービスマンくらい。
スーパーに行って買い物をしている時、レジの店員さんを観察してみると。
ただ、ひたすら無表情で作業をこなす彼ら。
いらっしゃいませもありがとうございましたも言わない。
しかし、これが彼らの日常なのだ。
信頼関係を築いている人とは熱く語ったり、冗談を言ったりするといった様子を見ると、なるほどな、と感じた。
彼らはとても素直な人たちだと。よくよく考えてみると、初対面でニコニコしながら「やあ!」なんて言える方がおかしいんだよなあと。
最初はとても話しかけ辛いけれど、話してみると、素朴で感じのいい人たちばかりだったなーというのが僕の印象。
とまあ、こんな感じかな。
芝居が大成功したことはテレビや新聞で大きく取り上げられてるので、あえてここで言う必要もないかな。
自分にとっては、これからの人生の中で、これに勝る俳優としての体験ができるのだろうかと思うくらい、夢のようなステージでした。
この経験を必ず活かして、もっともっと成長していきたい。そしてまた必ずロシアに行くと決めた!
書き出すと止まらなくなるので、また余裕ができたらゆっくりとアップします。
あ、帰国してから中免(二輪)の卒業検定受けたんですが。
・・・
・・・
・・・
合格しました!
あとは免許センターにて学科試験を受け、合格するのみです。頑張るぞ!
では、また。
