アカデミー賞4部門受賞作品
『ミリオンダラー・ベイビー』(MILLION DOLLAR BABY)
<作品・監督賞(クリント・イーストウッド)・
主演女優賞(ヒラリー・スワンク)・
助演男優賞(モーガン・フリーマン)>
を観にいってきました。(久々のビックタイトル)
あらすじ
ボクシング・ジムの経営者兼任の老トレーナー:フランキー
(クリント・イーストウッド)の元に、
31歳のボクサー志望の女性:マギー(ヒラリー・スワンク)が
やってくる。
弟子入りを志願するが、フランキーは女性ボクサーを育てる
気などなく、全く取り合わなかった。
しかし、その後、彼女の不遇な境遇とボクシングへの
真剣な思いを感じたフランキーは、
マギーのトレーナーを引き受ける。
フランキーの指導のもと、マギーはメキメキ腕を上げ、
連戦連勝。瞬く間にチャンピオンの座を狙うまで成長する。
それと同時にマギーとフランキーの間には
深い絆が芽生えていく。
作品途中から出てくるキーワード
ゲール語で「モ・クシュラ」(Mo Cuishle)
その意味とは!?
そしていよいよ100万ドルのファイト・マネーを賭けた
タイトル・マッチの日がやってきた。
だが二人は知らなかった。
その先に、どんな過酷な運命が待ち受けているのかを…。
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/
ヒラリー・スワンク/
モーガン・フリーマン/アンソニー・マッキー
(アメリカ/ムービーアイ+松竹)133分
PG12
※字幕は中央に入ります
ネタバレしてしまうので、あまり書けませんが、
作品賞ってのは、エンディングに関係があるんでしょう。
それ以外の受賞は納得。
この作品のために絞り込まれた体型の
不遇なハングリーボクサー役、
ヒラリー・スワンクのなかなかリアルなボクシングの
対戦シーンでは、思わず拳を握りこんでしまうほど熱くなれた。
(特に決め手のフックが素敵でした)
75歳のクリント・イーストウッド口下手な感じ、影のある感じ。
渋い。かっこいいな〜。
そして、その二人とジムを静かに見守り支える
モーガン・フリーマン。
優しそうな目。演技力に脱帽
キッとした目つきから、出来の悪いボクサーまで
優しく、時に厳しく見守ってあげちゃってます。
それ以外の出演者がまたなんともいえない。
対戦相手のリアルな感じ。
マギーの家族もよくこんな憎たらしい感じの
役者がいるな〜という感じの役者さん。
ダメダメなボクサー志望のデンジャー役の役者等
登場人物がリアル、というか生々しい。
さすがにテーマだけではなく、
よく計算されていると感じ取れる。
前半部分の毒気のある笑いもまた良い。
(後半は、翻訳家 戸田 奈津子氏の字幕で、
それって、○ィズニーラ○ドじゃないんじゃないの?
なんて苦笑いな部分があった)
前半は、ロッキーのようなストーリー展開で
熱く動的なシーンが多いが、
後半は、前半と打って変わって静的な考えさせられるシーン。
前半に熱くなってる分、
後半は梯子を外されドーンと落とされるので、
涙を誘われますが、
私は、ちょっと苦手なエンディングでした。
デンジャー君がいてよかったよ
★★★.8
ネタバレしてしまうと全く面白くないので、
あまり調べないで見に行った方が良い。
というより、調べちゃダメ!
(私は、ロッキーのような映画を想像していました・・・)
なぜ、R12だったのだろうか。
ボクシングシーンなのかな?
それともセコンドの血を止めたりするシーンがグロイからなのか?
テーマが重いのか?
最近の一部の子供は、殴られたことがないからなのか
わからないが、”痛み”に関しての感覚が鈍い。
(単に想像力が欠如しているからなのか?)
”痛み”(肉体的、精神的)を感じるには
良い映画だと思うので、R指定とするのであれば
R6くらいが適当ではないでしょうか。
(※R12ではなく、
PG12でした。
申し訳ない)
デンジャー君が結構この映画の光と影、
理想と現実、ボクシングという格闘技の厳しさ、
最後のショックを和らげる等の役割を持っている。
・トーマス・ハーンズ
80年代のボクシングシーンを盛り上げた
5冠を制した伝説の名ボクサー。
左手をだらりと下げた構えからフリッカージャブを放つという
デトロイトスタイルというスタイルを確立した。
プロ戦績:65戦59勝(46KO)5敗1分
ボクシング漫画「
はじめの一歩」に出てくる間柴了のスタイルと言った方がわかりやすいか?
「
シネスクープかしわ沼南」というところで見てきたのですが、
公開初日ということで、混むのかと思ったら驚くほどガラ空き。
15人しかいなかったので、のんびり見れました。
シートも結構よかったので、お薦めします。
16:40という微妙な時間の回だったせいかとも思いましたが、
次の回の入りを見ていたら、
『
交渉人 真下正義』の方が観客多かったです。
『
46歳ハーンズが再び世界挑戦』
(nikkansports.com)
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