私が小学校低学年だった時の話。
雨が降っていたので、その日は室内で遊ぼうということになり、
大型の団地の踊り場で遊ぼうということになしました。
といっても、あまり大騒ぎするわけにもいかないので、
静かでそれなりに楽しめる遊戯・・・
そうだ!「目隠し鬼」をやろうということになしました。
それなりに盛り上がり、私が鬼の番になりました。
ジャッキー・チェンに憧れて空手をはじめていて、
自称カンフーマスター(蛇拳&酔拳)だった私は、
「目を隠しても、相手を感じることは出来る」と豪語し、
友達のすげー!すご〜い!の声に酔いしれていました。
そして、私の鬼の番がスタート。
5感を研ぎ澄ますどころか、
第6感、第7感まで使って相手の気配を探る。
すると、私の背後に殺気!
「そこだぁー!」との叫び声と共に、殺気に向かって突進。。。
目が覚めると、一緒に遊んでいた女の子とその母親
そしてうちの母が私の顔を覗き込んでいた。
何が起こったかわからない私。
そうです。強烈な殺気を放っていたのは、
冷たいコンクリート壁の角。
豪快に激突して、出血、気絶してその子の家に運ばれていました。
今思うと、なぜ、あんな勢いで突っ込んだのかはわかりませんが、
自分のカンフーの腕を過信していたのでしょう。
酔拳で冷徹な殺し屋イム・ティッサムに股くぐりをさせられる前の
フェイホン(ジャッキー・チェン)のように・・・
その後、病院に担ぎ込まれ、状況を聞いた医者は
笑いをこらえていました・・・。
結局、カンフーの達人なら痛くないよな?
なんていわれて、麻酔なしで額を4針ほど縫い
母親におんぶされて帰りました。
今でも額には傷が残っていますが、
そこの記憶はありません・・・・
今度の
夜明けシアターは、
松田優作の遊戯シリーズかブルース・リーの死亡遊戯か?!

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