いんや〜
ある意味すんごい試合となりました。
WBA世界ライトフライ級王座決定戦
(2日、横浜アリーナ、観衆=15000=超満員)
ファン・ランダエタ(27=ベネズエラ 同級1位)
VS
亀田興毅(19=協栄 同級2位)
亀田世界戦の視聴率は史上2位42%(nikkansports.com)
普段、ボクシングに興味がなくともご覧になった方は
多かったのではないでしょうか?
世界戦を前に、日本が誇る伝説のチャンピオンで
東日本ボクシング協会副会長:
具志堅用高氏
(WBA世界Jrフライ級チャンピオン連続13度防衛)の
嫌な予感的中。
レコ大が大みそか撤退…
興毅が世界奪取なら初防衛戦の生放送も(SANSPO.COM)
(8/1 世界戦前日の記事)
『最後まで立って入られたら亀田の勝ち』という下馬評通り、
亀田の勝利。
なんとも後味の悪い試合になりました。
私の見た感じ
1R:左フックを放った所をかわされ、肩で押しあげられ
体が浮き上がった所に右フックを決められ
亀田プロデビュー後 初ダウン。
2〜4R:単発な亀田の攻撃に対し、ランダエタは的確に
パンチを当てていくのが印象的。
5R:亀田の右ボディが冴える。
6R:亀田の攻撃に積極性が見えるが、ランダエタの
抜群なディフェンスで有効打はなし。
ランダエタはブロックの隙間からパンチをねじ込み
的確に当てている。
7R:亀田右ボディ→左ボディ→右フックでペースを掴み
ラッシュで追い込むも逃げられる。後半はランダエタの
コンビネーションで逆襲される。
8R:亀田コーナーに追いつめるが、ランダエタ巧みな
技術であっさりコーナーを脱出。亀田攻めきれず。
亀田のパンチはほとんど当たらず。
9R:ボディを嫌がるランダエタに対し、ボディを決め
ロープ際に追い込むも手が止まり追い込めず、
逆に相手のラッシュを食らう。
10R:亀田のパンチがまともに当たらなくなる。
11R:亀田足がもつれ、ランダエタにめった打ちにされる。
12R:亀田よく立ってる。
全体的な流れからいってもランダエタの巧みさの前に
翻弄される亀田。
試合前に元WBA世界ミニマム級チャンピオンの
ランダエタに向かって、
「見ての通り、キューピーのマヨネーズのやつや。
名前が赤ちゃんらしいから赤ちゃんを持ってきた。
相手に対して何もない。
オレは豪快に倒してベルトを取るだけや。
今までの世界戦にないような
豪快な試合をする。
ボクシングのレベルが違うからな」。
確かに、ボクシングのレベルが違いました。
ジャッジは攻撃性、防御、有効打、試合の流れを
加味しながら点数をつけるそうですが、
個人的な感想だと、
ホームタウンデシジョン(地元びいきの判定)を加味しても
やはりファン・ランダエタの勝利だったと思います。
(的確なパンチ、手数、ディフェンステクニック全てが
ランダエタ)
しかし、亀田の勝利。
ボクシング、亀田王座 “疑惑判定”にファンも唖然
(Sankei Web)
調印式での、無礼なパフォーマンスで知られる亀田。
得意のパフォーマンスでもランダエタに
お株を奪われる。
興毅がキレた!ランダエタが紙おむつ&おしゃぶりの挑発返し(SANSPO.COM)
終始笑顔のランダエタ。無礼な相手にも大人の対応。
対称的に逆切れし大騒ぎする亀田陣営。
(ビッグマウスで知られたモハメド・アリなら
スマートな返しが出来たのかもしれませんが、
演出にしても、誰もが不快に感じるただの
バカにしか見えなかった…)
確かに、
全てにおいて格が違いました。
抗議の電話など4万件殺到(SANSPO.COM)
負けならば、「しょっぱい試合ですいません」とか、
まだ19歳なんだし謙虚に「また頑張ります!」とすれば、
ファンも増えて、次戦の視聴率も上がったでしょう。
最終手段で、ベルト返上って手もあったがそれも出来ず。
それで、この会見。
亀田が笑顔で会見
−ダウンの場面は「おれ流のサプライズや」
家族(親父+兄弟)のためだけにやってると公言して
いたから、ファンなんかいらないのだろうけど、
これで、ヒール決定的じゃないかな〜
試合前、試合中、試合後までも、
とことん対称的な対応のランダエタ
敗者ランダエタは強気な姿勢(nikkansports.com)
たとえ、心にもなくても
『この試合じゃ納得できへん。次はベネズエラで
ランダエタとやったる(再戦してやる)』とか言えば、
さすが亀田や。応援するぜ!と亀田ファン増えただろうけど…
これから、複数の階級制覇や兄弟3人で世界王者目指して
行こうってのに、これじゃ敵だらけになるのでは?
国民的ヒーローになるチャンスを潰して、
アンチヒーローに。
はしゃぐのは、TBSをはじめとするマスコミと、
一部の熱狂的なファンだけで、大半の人はどっちらけ。
いくら金になるといっても、同門のジムだった具志堅氏の
苦言を聞いておくべきだったのでは…
亀田3兄弟への具志堅さんの苦言
茶番チャンプの重い代償…国辱的な「疑惑の判定勝ち」(ZAKZAK)
またもや暴走した
TBS。
20年前までは世論をミスリードすることは
たやすかっただろうけど、ITが発達した今は
それは無理ってもの。
世論の暴走を止めてるなんて思い込んでるフシがあるけど、
マスコミの暴走を良識ある国民が歯止めをかけている状態。
(スポーツに限定しても、2002年のワールドカップを
日本国民、ならびに世界中の人は”?(怒)”を
忘れていません。)
ランダエタ「とても悲しい」(nikkansports.com)
ランダエタさんのこれからのご健闘をお祈りいたします。
まだ、19歳の若き裸の王様。
どんな風にチャンピオンになったとしても、
チャンピオンはチャンピオン。
防衛戦では、誰もがチャンプと認める試合で勝てるように
頑張れ!
追記:
亀田疑惑判定大反発…TBSもKO、ネット火付け(ZAKZAK)
少なくとも日本人はスポーツにおいて、
とりあえず
勝てばそれでいいとは感じないという
ことがよくわかります。
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