さて、見積りの結果は、ちょっと先送りにして、ここで3年前の住宅ローン申し込み
の際のお話をしましょう。
甲状腺ガンの手術後、体力の回復を待って土地さがしを始めました。手術から3ヶ月ほど経過した頃、、鹿児島市のほぼ中央の高台にある新規造成地に、売り物件が残っているのを知りました。
55坪で1,800万円。東向きの土地ですが、形が変形であるため売れ残っていたのです。
建築費用を含めた総費用は3,400万円と計算していましたから、土地の代金が1,800万円(媒介手数料は、売り主が土地区画整理組合で仲介がないため必要なし。)ということは、残り1,600万円
35坪の家なら建築単価45万7千円までOKと思ってしまうのですが、実際は、本体工事価格に含まれない外構工事・屋外給排水工事などのその他工事、それに諸経費を含めてざっと300万円が別途必要ですから、実際の本体工事ベースで考えると、坪37万円。
これは、実はかなり厳しい金額です。今なら、すぐに無謀な資金計画だとわかるのですが、当時の私は、都合の悪いことには目を向けず、ローコスト系のハウスメーカーで建築することとし、ユニバーサルホームのFC、K住宅にプランをお願いし、銀行に土地のみのローン事前審査の申し込みをしました。
その際、K住宅の営業の浜田さんには、本当にお世話になりました。
当時、家づくりには超初心者の私が書いた間取図を、きちんと図面にアップして、外観バースまで作ってくれました。
ローカは長いし、部屋は凸凹という私の間取りにケチをつけることもなく...当然、浜田さんの「こうした方がいいですよ。」というおすすめのプランを添えて。
実はこの浜田さんが、後に私の家づくりで非常に重要な役割を演じることになるのですが、この時点では、私も浜田さんもそれを知る由もありません。
そして、施工業者もプランも十分、検討しないまま、土地の買付け申し込みをすることとなります。売買代金の1%、180万円を手付金として現金で払いまいた。売り主さんからは、ローン特約付きの契約まで勧められましたが、保険の関係があるので、それは事前審査が通るまで待ってもらうことにしました。
さて、いよいよ
ローンの事前審査申し込みです。
審査の結果は、
団信(団体生命保険)の加入が認められずに、融資お断り。ある程度、想定はしていましたし、手付金は全額返ってきたので、損害はありませんが、やはり私の落胆は大きいものがありました。
また、ガンの告知をしたことにより、保証会社の要注意者にリストアップされ、その後の融資が困難な状況となりました。(多分そういうことだろうと後に、金融機関に聞いてくれた営業の方が言ってました。)
金融機関からは、プロパー資金の紹介もありましたが、保険が受けられない状況では、何千万という借金はできません。少なくとも
手術歴の告知義務が切れる3年間は、計画延期せざるをえません。
ただ、今になって考えると、ガンの術後、半年弱でこんなあいまいな資金計画のまま、高い土地を買わずすんだことは、逆に幸いだったと思います。
そして、団信の保険なしでどうやって住宅ローンの借入れをするか。それが、私に課せられた重要課題となりました。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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