前回の記事でうちの断熱材の施工は大丈夫かな?と心配になられた方、施工業者へ確認してみましょう。
「大丈夫ですよ。うちは
JIOの完成検査を受けていますから。」という回答が返ってきたら、残念!ブッブー、認識不足
JIOの検査項目に断熱材の施工は入っていません。だから、自分の目で確かめるしかありません。できれば、ご自分の住宅の工事前に、他の現場で確認できればいいのですが...
ところで、
断熱材をマニュアルどおりに施工することがそんなに重要なのでしょうか?
参考になるQ&Aを見つけましたので、ご覧ください。
教えて!goo グラスウール充填断熱を施工マニュアルどうりに行うのは無理?
万一、ページが削除されると惜しいので、次に引用させていただきます。
質問:グラスウール充填断熱を施工マニュアルどうりに行うのは無理?
新築請負契約済み計画中ですが、グラスウール充填断熱が施工マニュアルどうりに施工されているものなのか心配になり、その旨設計者に相談したところ、建築中で施工状態の見れる現場に連れていってもらえました。見る限りとてもマニュアル施工には程遠く、柱間が10センチ程の箇所にはカットしてねじって詰め込んでありカット面がむき出しになっています。上部には入って居ないところ、隙間があったりシワシワになっていたり、もちろん防湿層の連続性などありませんでした。居合わせた大工さんに設計者が『施工マニュアル』の資料を見せたところ、見附面に防湿層をタッカーで止めると、後から電気配線の工事で破られるし、タッカーの厚みで石膏ボードがきれいに収まらないという事でした。JIOの検査もその理由でとおるとのこと。納得できないことも無いのですが、結露でカビたりしないものでしょうか?
回答
>「確かにマニュアルどうりではないけど問題は無い」
これはJIOなど第3者機関による現地調査上で問題ないという意味だと思います。 当然です、JIOの場合は断熱工事は断熱工事自体が検査対象に入っていません。性能評価をつける場合も設計図書上での評価のみですから、断熱材がマニュアル通りに充填されているか否かまでは見てくれないのです。
>「建物全体の仕上がりを考えるとマニュアル自体に無理がある」
断言できますがそんなことは”絶対にありません”
一口に断熱材の充填といっても、マニュアルを見れば分かるとおり、部位毎に数十通りの収め方があります。
確かに場所によっては大変な手間の掛かるものだとは思いますが、それでもやるのが”プロの仕事”であるべきです。
断熱材の充填作業は大工に任せるより、几帳面な素人にさせた方が、余程キレイに収められるような種類の作業なので、大工にしてみれば「こんな面倒な仕事はやってられない」と思うのが本音でしょう。 ※野球でいえば4番バッターに送りバントをさせるような感じでしょうか。。。
それでも、もしそれが仮に自分の家だったとしたら、絶対に同じような作業はしないはずです。
>「見附面に防湿層をタッカーで止めると、後から電気配線の工事で破られるし。。」
電気の屋内配線工事を断熱工事の前に入れるべきでしたね。 工務管理の段取り不足ですが、破れたら補修テープで貼り合わせれば良いだけの話です。
>「タッカーの厚みで石膏ボードがきれいに収まらない。。。」
いったい何mmのタッカー釘を使っているのでしょうか?
収まらなければ槌で打ち込めば良いのです。
>上部には入って居ないところ、隙間があったりシワシワになっていたり、もちろん防湿層の連続性などありませんでした。。
冷気は必ず暖気との隙間に入り込んできます。連続性のない断熱層ならば、断熱材など無い方がまだマシです。
それに、断熱材は必ず”内壁側”にピッタリと付けて充填されていなければ、室内は結露を起こしますから、シワシワなどというのは論外な話です。
以上、一部抜粋
おぉ!また出てきました。名言
連続性のない断熱層ならば、断熱材など無い方がまだマシです。
自分の家だけは、「断熱材など無い方がまだマシ」なんて言われたくないですね。
【参考サイト】
旭ファイバーグラス
断熱建材TOP > 施工・工法 > 断熱部位から見る
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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