当ブログの筆者kokkoが、鹿児島市でFP事務所兼不動産屋を開業しました。
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Low-Eガラスの特性と表示=見分け方について
※ 鹿児島でも南面は断熱タイプのLow-Eガラスをお勧めします。
我が家のサッシは、
三協立山アルミのマディオJです。
外側がアルミ、内側アングル部は樹脂製の
複合サッシで、ガラスは
ペアガラスとなっています。ここまでがヤマサハウス木間々シリーズゆとりの標準仕様です。
さて,4社へ見積もり依頼をした段階で,私が指示した仕様はペアガラスでLow-Eガラスは不要というものでした。
ところが,これを見たトータルハウジングの前田さんから「当社は是非,
Low-Eガラスで見積もりさせてほしい。」との申し出があり,窓断熱の重要性が説明された資料を持って来てくださいました。
見積依頼したヤマサハウス以外の3社(トータルハウジング、三井ホーム、松下孝建設)は、
いずれもLow-Eガラスが標準仕様となっています。
ヤマサハウスがLow-Eガラスを標準仕様にしていない理由は、Low-Eガラスを使用した場合、冬の暖房費が通常のペアガラスより高くつくからだと思います。(たぶん)
確かにトータルハウジングの前田さんからいただいた資料でも冬の暖房費は、一般のペアガラスを使用した場合より高くなっていました。
【YKKapの資料】次世代省エネ区分W地域 福岡県太宰府市の例
年間冷暖房費 左のうち暖房費
遮熱Low-Eガラス 66,394 円 31,929 円
ペアガラス 83,090 円 29,817 円
度々、記事を引用させていただいているインスペクター大石達哉さんのブログにも
「南面のガラスは、Low-Eガラスでない方が省エネ?」 という記事があります。
ここで訳がわからなくなってしまいますよね。
冷暖房効率を上げるためにLow-Eガラスを使うんじゃないの?って。
実は、単にLow-Eガラスといっても、2種類あるんですよ。
暑い太陽の熱線を50%以上カットし、冷房効率アップや西日対策に効果を発揮する「
遮熱タイプ」と暖かい太陽光を取込み、室内の暖房熱を逃がさない「
断熱タイプ」
この違いは、
YKKapのホームページが大変わかりやすいです。
夏の日射の強い鹿児島では、Low-Eガラスと言えば「遮熱タイプ」と考えられているようです。
「遮熱タイプ」も高断熱仕様ですが、冬の貴重な太陽の熱線も遮ってしまうので、暖房費だけを考えると、普通のペアガラスより高くつくという現象が起きてしまいます。
寒い地域では、日当たりのよい南側の窓は断熱仕様にし、夕日の暑さが厳しい西側の窓は遮熱仕様にするとうような使い分けもいいようです。
しかし、鹿児島で重視すべきは夏の日差しをどう遮るかということでしょう。
ということで、我が家は予算との兼ね合いから
南面・西面のみLow-Eガラス「遮熱タイプ」としました。
西側のサッシです。全てLow-Eガラスでお願いしてありますが、小屋裏のみ手違いで普通のペアガラスが入っており、入れ替えの予定です。下の2枚と比べると色の違いがよくわかります。
経費的にはサッシ9カ所で、52,000円のアップに押さえることができました。(南・西面に掃き出し窓はありません。)
Q値のことを考えると全部Low-Eガラスにした方が良かったんでしょうが、設備の検討のときには、何とか削れるものは削りたいの一心でしたから、(-_-#)
南面の遮熱タイプに関して言えば、冬の天気のいい昼下がり、日だまりの暖かさを感じられないのは、ちょっと残念ではあります。
さて、この判断がどう出るか?
住んでみないことにはわかりませ〜ん。
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【参考サイト】
三協立山アルミのマディオJの詳細はこちら →
http://www.genkan.net/details/madio/index.html
【参考記事】
Low-eガラス、遮熱と断熱の東西南北使分け
Q値改善計画1、遮熱Low-eガラス
Q値改善計画2、Low-eガラスへ交換で住宅版エコポイント
Q値改善計画3、ガラスのエコリフォーム、ビフォーアフター
Q値改善計画4、Low-eガラスへ交換の効果

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