前回、予告しましたが、問題です。
1 リビングの中央に向かう階段はやめておけば良かった。
の記事の中で、私がとんだ思い違いをしていたこと。それは何でしょう?
正解は、次の文章の記載です。(高気密・高断熱住宅を前提とします。)
吹抜けのある間取りでエアコンだけの暖房では、どうしても空気の上下の層で若干の温度差が生じます。
その結果、相対的に温度の低い空気はリビング階段を伝って降りてきます。
この内容は、決して誤りではないのですが、高気密・高断熱住宅の場合、1階2階の吹抜けで生じる温度差は、大きくてもせいぜい2〜3℃
我が家は、これをシーリングファンで攪拌していますので、実際の温度差は1〜2℃の範囲内です。
この1〜2℃の温度差で降りてくる空気は、冷気として感じる程のものではないはずです。
それに気付かされたのは、暑がりで寒がりなボクさんの次の記事です。
◆暑がりで寒がりなボクの家作りメモ〜初冬の住み心地
ボクさんによれば、ボクさんのお宅では温度差が2〜3℃あっても、冷気は感じないそうです。
厳密に言えば、相対的に温度の低い空気は、降りて来てはいるんでしょうが、冷気と感じるほど冷たくはないのでしょう。
我が家で感じる冷気は、体感温度的には18℃くらいかなぁという気がします。
それなら、実際に冷気が発生しているんじゃないか?
と考えると、思い当たる点が2つあります。
暑がりで寒がりなボクさんの家はR2000仕様という素晴らしいスペック
それに比べると我が家は、C値0.87、Q値2.4という”X地域にしては”高気密・高断熱の家
性能面での差も大きいですが、設備で大きく異なる点がサッシと24時間換気システムです。
ボクさんの家のサッシはシャノンの樹脂サッシ、ガラスも多分アルゴンガス入りなんでしょう。
我が家のサッシは、樹脂・アルミ複合サッシで、Low-eガラスが入っているのは、南面・西面のみ
なんと北側の窓からは、コールドドラフト現象で冷気が降りてきます。
次に24時間換気システム
ボクさんの家が第1種換気であるのに対し、我が家はダクト式の第3種換気
どちらがおすすめかと言えば、九州では圧倒的に第3種換気を推す声が多数ですが、こと暖かさだけに関して言えばやはり、第1種換気が有利ですよね。
我が家も御多聞に漏れず各居室の給気孔から冷気が入ってきます。
この2つの原因を絶つことができれば、冷気はなくなるはず、
まず、コールドドラフト現象をカットするために、階段を登り切った箇所にあるサッシをビニール袋で覆ってみました。
(これは実験であって、実用的な対策ではありませんので、悪しからず)
これだけで、冷気が若干、減少しました。
次に、給気孔からの冷気をカットするために、各居室のドアを閉じてみました。
(我が家は、一応、全館空調を目指していますので、極力、ドアは開放です。)
すると、冷気はほとんど感じなくなりました。
冷気の原因は分かりました。
後は、サッシのビニール袋を取り除き、居室のドアを開けても、この状態が保てるようにすればOKです。
そのために現在、色々と画策中です。
結果をお楽しみに、、、
【関連記事】
住んでみて、こうしておけば良かったと思うこと
1 リビングの中央に向かう階段はやめておけば良かった。
2 輻射熱を利用する暖房設備を設置すれば良かった。
3 すべてのサッシをLow-eガラスにすれば良かった。
4 壁紙の和紙はやめておけば良かった。(未投稿)
5 カーポートから出入口まで屋根を設置すれば良かった。(未投稿)
番外 もっと広い敷地にしておけば良かった。
* 今後、増設を考えているもの
…… 太陽光発電システム
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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