鹿児島は久々の晴天で、太陽光発電を設置されている方はやっと安堵したことと思います。
さて、前回の記事で、我が家も太陽光発電を早く設置した方がいいんじゃないかと思うようになった理由をあげました。
再掲しますと、
1 全量買取制度の法案が可決になったとしても、住宅用の太陽光発電はその対象になりそうにないこと
2 来年度は国の補助金も廃止の見込みであること
3 設置する全世帯の平均より大きな発電量の設備を設置できるのであれば、余剰電力の固定買取制度のもとで早く償却してしまった方が有利になるだろうと考えられること
4 ここ1〜2年程度では期待するほど劇的な製品の高性能化、低価格化は進みそうにないと考えられること
5 将来、多くの家庭が太陽光発電を設置すると、発電した電力もフルには買取ってもらえない可能性が出てくること
6 既に設置された方々の満足度が大変、高いこと
前回、1と2について説明しましので、今日は3から説明しますね。
太陽光発電は買取単価48円で設置すべきか?の記事でも書きましたが、太陽光発電の買取単価(平成23年度は42円/kwh)は、早い時期に買った人にも、これから買う人にも有利不利が生じないようにという前提で計算され、設定されています。
設置を遅らせると、設置費用は安くなりますが、安くで設置する人は、買取単価を安くしますよ。
「だから、買い控えしないでね。」という感じです。
(買い控えしないでと言うよりは、早く設置してねという誘導が強めかと思いますが、)
その買取単価計算の際、使用されている一般的な太陽光パネルの設置例として挙げられているのが、2009年、2010年では3.5kw、2011年では4.0kwです。
その計算結果で、2010年度までなら48円、2011年度なら42円で有利も不利もないだろうと計算された訳です。
(実際には、2011年3月申請(6月までに通電)の方と、4月申請の方では、えらい差がありますが、、)
今年設置すれば、42円/kwhの買取単価で12年ほどで初期投資を償却できると計算されています。
ですから、4.0kw未満の方は、将来、もし全量買取が始まれば、現在の余剰電力買取より有利になる可能性が大です。
一方、4.0kwを超える方は、余剰電力での売電を続けていけば、現在の平均的な規模の設置者より早く償却できることとなります。
同じ4.0kwでも場所や機種によって発電量が違いますし、生活スタイルによって売電量も変わってきますが、計算例では、年間で3500kWhを発電し、その6割(2100kw)を売電するという試算になっています。
我が家のシミュレーションでは、SANYOのHITで、年間5,475kwhの発電量と計算されていますので、これなら全量買取を期待せずに、余剰電力の固定買取制度のもとで早く初期投資を回収した方がいいだろうと考えた訳です。
次に4番ですが、確かに、年々、性能は高くなり、価格は安くなっています。
しかし、私が期待したほどには、性能の伸びも価格の低下も進んでいません。
SANYOのHITなら現状でも十分かなぁと考えています。
次に5番ですが、既に設置されている方はご存じの方も多いかと思いますが、その地域で太陽光パネルを設置されている住宅が多い場合、晴天の昼間など一斉に各家庭で発電し、電線に流れる電圧が107Vに達するとパワコンが送電を抑制するシステムとなっています。
詳しくは、次のサイトをご覧ください。
→
余剰電力があっても売電できない場合があると聞きました。どんな場合でしょうか?@太陽生活ドットコム
ということは、周りのお宅がみんな設置する前に償却を始めた方がいいんじゃない?
と考えた訳です。
今なら、電力会社に掛け合って、送電する電圧を低めにするようお願いもできるようですが、規模が大きくなってくると、電力会社としては自分の負担額が増える方向の相談に対しそんなに気安く応じてくれるでしょうか?
最後に6番ですが、既に設置されている皆さんが太陽光の話をされる時のうれしそうなことと言ったらありません。
それに対して、こちらは「太陽光発電促進付加金」を電気代に上積みされて、負担が増えているだけです。
「太陽光発電促進付加金」は、社会全体として太陽光発電の設置が促進されることは有益なことなので、電気を利用する者みんなで負担しましょうという説明ですが、
これって私には、太陽光パネルを設置しないペナルティーにしか見えないのですが、どうでしょう?
そんなこんなで、我が家の太陽光発電システム設置計画も現実味を増してきました。
あと、鹿児島県の補助金でも復活すれば即決ですが、これは現時点では、どうなることか全く見通しがつきません。
県の補助金復活を待っていると市の補助金が予算枠いっぱいになったりして、
国の補助金は冬を迎える頃には、予算枠を消化するかもしれません。
そう考えると今年、それも早めの時期が買い時なのでしょうか?
今年3月に発売されたSANYOのHIT230wを買取単価48円で契約された方は、これは最高の買い時をGETされたものと思います。
これから先、それに匹敵するような買い時がやって来るのでしょうか?
待てば待つほど初期投資は安くなり、性能は良くなります。
国の補助金が継続になったり、新たな優遇措置も始まるかもしれませんので、その判断は自己責任でお願いしますね。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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