前回の記事で、オイルヒーターを吹き抜けのあるリビングに使ってみようという無謀なチャレンジについてお伝えしましたが、1500Wのものでも本来、4〜10帖用となっていますので、御注意くださいね。
エアコンのサブとして使おうとする場合、室温が下がってきた時にエアコンが稼働するかどうかというのが一番のポイントとなります。
エアコンなしではどうしても広い空間に対して、暖房能力が足りないので寒くなってしまいます。
オイルヒーターから上昇する熱をエアコンに感知させないという工夫が必要です。
エアコンの場合とオイルヒーターの場合とでは、特にエアコンを使っていない部屋の室温に差が出ます。
エアコンの場合は、空気をかき混ぜますからドアを開けておけばリビングの暖気が入り込むのに対し、オイルヒーターの場合は、自然対流だけですから暖気が他の部屋に回りづらいのです。
さて、その他にもオイルヒーターには使用上、制限を受けることが多々あります。
まず、設置場所は、壁やコンセントから20cm以上離す。
人や家具からは1m以上離す。
平坦でない床、水気のある場所を避ける。
電源はコンセントから直接とる。(普通の延長コードは使わない。)
2つ差し込み口のあるコンセントでは、もう一つの差し込み口を他の電化製品に使わない。(単独使用)
これらの条件をクリアした上で、エアコンの室温感知範囲から外れた位置にオイルヒーターを設置しなければなりません。
(ちなみにコードの長さは2.3mです。)
こう考えるとやはり、吹き抜けのあるリビングでエアコンのサブでオイルヒーターを使うのは結構、ハードルが高いのかなという気がします。
次に電気代ですが、前回の記事で、フル稼働した場合の電気代については説明しましたので、今回は、本来の使い方である4〜10帖の部屋で使う場合、電気代がいくらくらいになるのか説明します。
参考までに、前回の記事を抜粋しておきます。
1,500wのフル稼働の場合、1kw当たり22円なら22円×1.5×稼働時間/日×30日で1カ月当たりの電気代がおおよそ計算できます。
オール電化なら単価がリビングタイム20円/h・kw、ナイトタイム8円/h・kwくらいですから、
夕方4時間、深夜8時間使用の時 1か月約4,300円となります。
これが逆に昼間なら単価27円/h・kwの8時間使用で1か月約9,700円となります。
次に4〜10帖(木造4帖、RC造10帖)の部屋で使用した場合の電気代です。
デロンギのD091549EFSやV551115EFSには、タイマーとサーモスタットの機能が付いています。
これを上手に使えば省エネできます。
タイマーは、1日24時間を15分刻みでオン・オフがセットできるものです。
写真の赤い爪を倒すことでセットできる仕組みです。
サーモスタットは、適度な室温になった時に手動でパイロットランプを消すことによって適温がセットされ、その温度をキープするように運転します。
写真の一番上のつまみがサーモスタットの温度設定になります。
下のつまみが電力切り替えスイッチです。
1が弱で600W、2が中で900W、3が強で1500Wになります。
私はリビングでは強、寝室では中くらいで運転しています。
寝室は7.3帖と狭いので、中でもサーモスタットが働いて使用する時間の2/3くらいはオフの状態になっていると思います。
これで暖かいというほどでもないけど寒くはない程度に感じます。
といっても、一応、高気密高断熱仕様で、リビングのエアコンは24時間運転なので、ヒーターが稼働する前でも壁や床が冷えているという状況はありません。
この状態ならサーモスタットを強めに設定すると24℃くらいまで上がって暑いくらいです。
サーモスタットが稼働して使用する時間の2/3がオフの状態なら電気代はフル稼働の1/3で済む計算です。
サーモスタットが働かなくても900Wで運転するなら900/1500の電気代で済むことになります。
また、部屋にエアコンがある場合には、オイルヒーターを稼働させる前にエアコンで部屋を十分に暖めておくと、サーモスタットをより有効に機能させることができます。
次回は、デロンギオイルヒーターの仕様と機種の選び方について説明してみます。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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