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「
我が家が梅雨時でも爽やかな理由」でも書きましたが、我が家では24時間エアコンを稼働させています。
大変、快適ではあるんですが、これって健康面から問題ないのか少し、気になります。
一日中、冷房の効いた部屋にいると、体が冷えたり、汗をかかない体質になったりと心配な面はありますよね。
建築前は、結構真剣に調べてみた時期もありましたが、完成に至っても明確な答えは出ないまま過ごしていました。
そんな中、テレビで興味深い番組がありました。
7月13日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 体にいい汗悪い汗 汗のタイプ診断! 」です。
そこで、先ほどの疑問に対するヒントになりそうなものを見つけました。
番組の中で熱中症で倒れた女性の実話が紹介されるんですが、彼女の発症の原因が、暑さを避け続けていた生活習慣にあるというのです。
その女性は、昼間はエアコンを23℃に設定し、寝苦しい夜は朝までエアコンをつけっぱなしにしていたそうです。
外出するときも陽に当たるのを極力避けて生活していた結果、汗をかきにくい体質になり、ある暑い日、わずか10分ほど外を歩いただけで体温が上昇して熱中症に倒れたのです。
そのメカニズムは、(結論だけでいい方は、とばして読んでください。)
本来、人間は夏には体温調節中枢と汗腺機能が活発に働き汗をかきます。
冬はこの機能が鈍り、あまり汗をかきません。
しかし、一日中エアコンの効いた部屋にいると夏でもこの機能が働かず汗をかきにくい体質になってしまいます。
また、汗をかく時には、体内の塩分が汗腺を通って体の表面近くまで移動し、それに誘引されて汗が噴き出しますが、その後、塩分は体内に戻っていきます。
それが、汗をかきにくい体質の人は、塩分がそのまま体の外に出てしまいます。
するといくら水分をとっても、体は塩分濃度がそれ以上薄くならないように、尿として水分を排出してしまいます。
そしてますます汗が出ないという悪循環に陥ってしまいます。
そういう人がかく汗は、非常に塩分を多く含んだべたべたした汗=悪い汗ということです。
番組では、これを改善する方法としてビリー隊長がストレッチを紹介していました。
このストレッチは、ほかのサイトでご覧いただくとして、ここで問題にしたいのはエアコンです。
熱中症に倒れた女性は、エアコンの温度を23℃に設定していました。
気密性も断熱性も悪い住宅だったんでしょう。
高気密高断熱の住宅で23℃に設定したら、寒くて耐えられないと思います。
我が家のエアコンの設定温度は、だいたい27℃
これで室温27℃から28℃を24時間、維持しています。
それでも子供たちは寝るとき汗をかいていますね。
妻と私も外に出ると大量の汗をかきます。
体質的には大丈夫です。
仮に、27℃の設定温度で生活していて、外に出ても汗をかきにくくなったという方がいればこれは要注意でしょう。
番組で紹介されていたストレッチをやった後に、有酸素運動をするなどして体質改善する必要があるかもしれません。
ただ、そんなことがない限り、夏場、暑い部屋で体力を消耗するよりは、やはり高気密高断熱の住宅で快適な生活を送り、熟睡して体力を温存する方が健康的なんだと思います。
「エアコンつけっぱなしは体に悪い。」とかたくなに主張される方もいます。
でも、それって高気密高断熱の住宅の適度な快適さを知らない人の理論なんじゃないのかなと思いますが、どうでしょう?
エアコンの設定温度は体が冷えないように27℃〜28℃に
そして、
1日1回は汗がにじむ程度の運動を!
これだけ注意しておけば、エアコン24時間つけっぱなしでも大丈夫!かな?
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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