以前、住宅建築中の友人から電話をもらったことがありました。
上棟の日に施工会社から申し出があったらしいんですが、
屋根が敷地内の電柱にかかるから屋根に切り込みを入れさせて欲しいとのこと
なんでも、設計図ができてから駐車スペースを拡げるために家全体を20cmほど後ろへずらせないか相談したところ、OKが出て着工したところ、屋根が電柱にかかることが判明したというんです。
それってありえないミスじゃないですか?
電柱の移設を含めて色々対策を考えてみたものの、結局は屋根の角を30cm四方切り取ることになったそうです。
数日経って、その友人からまた電話がかかってきました。
「現場監督がベテランの人に変わったんだけど、その人が図面を見たら、まずい箇所が何カ所も出てきてさぁ、」
「へぇ、例えば、勝手口からの段差がありすぎて降りれないとか?」
「そう!よくわかったねぇ。」
「まぁ、敷地内に高低差がある団地ではありがちなミスだよね。」
実は、私の職場の同僚から彼の家の勝手口は160cmもの段差ができて全く使い物にならなかったという話を聞いたばかりだったんです。
ありがちなミスと言っても設計士がちゃんと現場を見ていれば、やっぱりありえないミスだと思いますよね。
友人宅で出てきたその他のまずい所
・ベランダの物干し金物の位置がシャッター雨戸の収納ケース厚みを考えていないので洗濯物が干せない。
(ベランダの有効内寸が75cmしかないので、金物位置を収納ケースの厚み分だけ外側へ移動させると洗濯物が手摺にかかってしまう。)
・ロフトへ上がる階段が、使わない時はロフト内に縦に収納される設計になっているが、ロフトの天井高が低いので納まらない。等々
全部、現場に詳しい人が図面を見ればその場で指摘できるミスだったという訳ですが、施主にしてみれば、プロがそんなミスをするはずがないと考えてしまいがちです。
しかし、実際にミスは起きている訳ですから、そういうミスを防ぐためにもどんなミスがあるのか、図面を確認する前に知っておく必要がありそうです。
ブログ村の施主ブログを見てもミスに関する記事は沢山でてきますが、当ブログでも「設計ミス・施工ミス」というカテゴリを作って、そんなミスの事例を記事にして紹介してみたいと思います。
そして、私なりの考えも付け加えられたらと考えています。
まずは、ネットで見つけたそんなミスを集めたサイトを紹介しておきます。
家づくり後悔データベース
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記


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