住宅用外壁の
窯業系サイディングには、主な規格に
14mm厚と16mm厚があります。
この2種類のサイディング、厚さでいうと、わずか2mmの違いですが、仕様の面から見るとかなりの差があります。
私がこの3年の間に沢山のサイディングを見てきましたが、いいなぁと思ったサイディングは、すべて16mmかそれ以上のものでした。
つまり外観だけとっても、16mmの方が質感に優れ、重厚感があるといえそうです。
また、
光セラや
マイクロガードといった汚れに強い商品は、確か木目調サイディングの14mmにはないと思います。価格的にも平米単価で約1.5倍ほどの開きがあり、品質に差があるのは明らかです。通常の塗装では7〜10年で塗り替えを検討しなければならなくなります。
ヤマサハウスの標準仕様は、サイディングに関しては14mmで、これを全面16mmに替えるとすれば、我が家の場合で50万円程の追加になります。
リシン吹き付け部分も下地のサイディングは14mmですが、これは14mmのままで、サイディング仕上げ部分のみ16mmにかえることも検討しましたが、そのためには取り合い金具をつける必要があり、これがかなり目立つのであきらめました。
予算に余裕があれば、50万円払ってでも16mmに替えたいところでしたが、予定外の地盤改良に50万円の出費が必要になったので、残念ですがこれも断念です。
結果、外観バースでご覧いただける黒い部分が14mmの木目調サイディングで、白い部分をサイディング下地リシン吹付にすることで基本方針は決まりました。
ヤマサハウスで施工される方で、リシンを避けて全面14mmのサイディングにされる方は、安っぽく見えないよう慎重に品番を決める必要があると思います。
写真はニチハのショールームて見せていただいたサンプルです。
上の2枚が14mm、左下が16mmmのマイスターウッド調ステインチャコール、右下が14mmリプラルライン
リプラルラインならシンプルだし、14mmでも見劣りしないだろう考えましたが、サンプルを太陽光の下で見ると光を反射して見えます。若干、このテカリが気になったのでやめました。
16mmと比較すると、やはり見劣りはするものの、予算との兼ね合いから
14mmのレジェチャコール(写真左上) に決定しました。
チャコールは、炭の色、レジェは、ニチハの14mm木目調の型名みたいなものだと思います。
炭色ということで、無彩色だと思いますが、感覚的には、濃い灰褐色にみえます。
これにリシンの塗装は淡いベージュとしました。
なお、サイディングの色を選択する際のアドバイスですが、サンプルと実際に施工された外壁を比べると、同じ色でも外壁になると
サンプルで見たものよりかなり濃い色に感じるということです。明るい色を希望される方は、注意が必要です。
また、14mm厚のサイディングでも塗り替えまでの期間を延ばすためにコーティングみたいなものはできないのかニチハの方に聞いてみましたが、そんなコーティング剤はないとのこと。汚れた時に、食器用の洗剤(特にジョイがいいそうです。)で洗い落とすのが一番とのことでした。
家の外観イメージを決定づける外壁の選択
この組み合わせにしてくださいと言える施工例があればいいですが、現物を見ずに決めるのは恐いですよね。
という私自身、ベージュのリシンとレジェチャコールの組み合わせを現物で見たことがないので、どうなるかドキドキなんですよ。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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