最近、CSで放送されるドラマはリピート放送が多くて、以前見たことのあるドラマばかりでした。久しぶりに見たことがない時代劇が登場。先日放送されました。
「戦国ロックはぐれ牙」(1973年)という時代劇らしくないタイトルで、主演は梶芽衣子さん、他に夏木陽介さんも出演していました。
サブタイトルは『昼下がりに影武者を消せ』で、森次さんはお殿様とその影武者の二役。お殿様は領民の事など考えず、わがままし放題。世直しと殿の命を狙う者も出ますが、殿は簡単に鉄砲で撃ち殺して高笑いするような人物。一方、殿にそっくりな(笑)影武者は殆ど屋敷の中に閉じ込められ、家臣の殆どが存在すら知らないほど。自由のない身で、家臣の一人と殿の暗殺を計画、誰にも知られず入れ替わろうと企み、冴に殿の暗殺を依頼します。しかし、冴はお家乗っ取りには協力出来ないと断ります。
冴は領民の話から殿の実態を知り、影武者に協力することを決めます。影武者はチャンスを狙い殿を斬り、これで平和が訪れると思いましたが・・・。
実は家臣は影武者を殿とすり替え、自分が実権を握るという企みであったことがわかります。その後は勿論、冴は悪を斬り、影武者もやっと解放されました。しかし、好きだった殿の侍女が亡くなり、一人淋しく城を出て行きました。
影武者役の森次さんはいつもの役の感じですが、お殿様のメイクが凄いです! 悪いお殿様役ですから勿論悪そう(笑) 二人の森次さんの役もメイクも対象的でした。そして二人の森次さんの殺陣シーンもありました。
主演の梶さんは時代劇では珍しいロングの髪型そのままで出演。全9話の時代劇というのも当時では珍しいのではないでしょうか?


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