2006/7/13 | 投稿者: mayfirst

 写真や挿絵がないのが余計に想像をかき立てます。


 読んだ本レビュー
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 『シャーロック・ホームズ家の料理読本』
 著:ファニー・クラドック 晶文社

 出版社から「品切れ返品待ち」と言われて入手を諦めていたのですが、二週間ほどで何とか入手する事ができました。ありがとう、晶文社営業様。
 で、この本の内容ですが、シャーロック・ホームズの住んでいたベイカー街221bにて家政婦をやっていたハドソン夫人が、晩年になって著したという設定で書かれた、イギリスヴィクトリア朝時代の料理に関する本です。
 ヴィクトリア朝の料理の作り方が材料から説明されているので、ホームズ好きより森薫先生の『エマ』が好き、という方にはお勧めです(『あー、エマさんはケリーさんの家でこんな料理を作っていたんだなぁ』などと妄想、もとい想像の翼が広がります)。ただ、本文は基本的にテキストのみで、出来上がった料理の写真やイラストなどはまったくありません。ですので、ビジュアル的な資料としての価値は期待しない方がいいでしょう。
 さて、書かれている料理ですが、今の日本ではなかなか手に入れることが出来ない材料もあるので(雷鳥、鹿肉など)、完全に再現するのは難しいと思います。まあ、『胡瓜のサンドイッチ』くらいなら何とかなりそうですが……何でも向こうが透けて見えるくらいに薄く切ったパンで挟むというのがサンドイッチの本式だそうで。日本のコンビニなどでよく見かけるサンドイッチとは随分と印象が違いますな。今度ヒマなときに作ってみよう。
 最後に、この本はコナン・ドイルのあの著作をモチーフとして書かれてはいますが、料理のことはともかく書かれている中でホームズに関連する事柄は、実はあまり正確ではありません。あくまでホームズはモチーフとして使われているだけですので、ホームズの本というつもりで読むのは避けたほうがよろしいでしょう。 




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