なかゆくいブログ

今日は朝から部活でした。
曇った空で太陽は顔を出さず、時折吹く風は南国という言葉を吹き飛ばしてくれるぐらい冷たいものでした。それでも生徒は海でカヌーを漕ぐ漕ぐ。えらいもんですなぁ。

水上練習が終わって陸トレに入ったとき、山肌にひときわ目立つピンク色の花に気づきました。梅の花です。



きれいですなぁ。梅の花を見ると大学時代、長島の実験所に行く途中にある、「藤川天神の臥龍梅」を思い出します。確かそこには西郷さんの愛犬「ツン」のお墓があったような。。。今頃長島ではウミウシが沸いているんだろうなぁ。また、長島で潜りたいですね。

今日は学校で食品開発コースの販売実習が行なわれ、朝から手伝いに行ってきました。毎年行なわれているこの販売会では、マグロが格安で購入できるということで、毎年多くの人が訪れます。その販売の途中で行なわれる人気イベントが定番のマグロの解体実演。今年も150キロ越えのキハダマグロが解体されました。



この解体されたマグロももちろんその場で売られてしまいます。世界的にクロマグロやミナミマグロの資源量が減少しているというニュースが飛び交っていますが、日本人のマグロニーズを実感することができました。
ちなみに余談ですが、自分はマグロはあまり好きではなく、それよりかトロサーモンが大好き。これは嫁も同じ傾向を示しており、我が家の食卓にマグロの刺身が並ぶことは年に１回もありません。むしろ、シーチキンでソーメンちゃんぷるを作るほうがいいという安上がりな夫婦なのです。でもマグロの資源量は気になります。何とかして回復できればいいのですが…個人的には無理じゃなかろうかと思ってしまいます。がんばれマグロ！

今年もやってきました海洋祭。去年もこのブログでお伝えしましたが、今年もまたせっせとビン球作りにいそしむこと２ヶ月、今年はさらにパワーアップしました。



去年よりもずっと店らしくなっている。ディスプレイなどにも凝ったりして、商売っ気が見られます。商品の質だって



このとおり、去年は２人ぐらいしか作れず、知る人ぞ知るで販売されていたビー玉のビン球（←ややこしい）が今年は普通に売りに出せるほど量産できるようになりました。値札を付けてみたのですが、これだけでいっぱしの商品らしくなるもんなのですねぇ、すばらしい。
あとは、ビン玉とは関係ないのですが、クラスで希望者のみ作った自作Tシャツ、生徒たちに負けてなるものかと意気込んで作りました。



いい出来でしょ、ハクセンシオマネキ。ちなみに『T.F.』とは 『Tidal Flat』で干潟のことです。 予想以上に出来がよかったので、これを元に本気で発注しようかと思っております。誰かいりませんか〜？
ほんなこんなで今年も海洋祭が終わり、今回もなかなか楽しめました。来年はどのようにパワーアップするのでしょうか？楽しみです。

この日は徳島の那珂川にある河口ダムでカヌー部の四国大会がありました。先日書いた奥様の勤めている家から遠い学校を横目にさらに走ること学校から４時間。道が狭くて、悪くて、トラック多くて、もう着いた時点でへとへと。生徒たちは後ろの座席で爆睡だったので、レースへのコンディションには関係なかったようですが…



結果はそれ相応でした。やっぱり香川県は強いなぁ。国体入賞常連県なだけはあります。うちも練習あるのみ！
上にも書いたとおり、なんせ行き帰りで非常に疲れた引率だったのですが、そのなかで癒されたひと時。



トンボなのですが何者かはわかりません。チョウトンボのような飛び方をしていたのですが、チョウトンボではないようです。ただいま調べてもらっています。しかし、トンボも撮るのは難しいですな。この写真は何とかフォーカスも合ってたのですが、羽にフォーカスが合うと目にピンがこない。目に合わせると羽がいまいち美しくない。どうしたもんだか。ってか、種類がわからないことが一番悔しいです。家に帰ってアマゾンでトンボ図鑑を見つけて奥様に
「これが欲しい」って訴えたら「いらん」と冷たい一言であしらわれてしまいました。トンボ図鑑欲しいなぁ。昆虫で数少ない興味を持てる種類なのに。。。

次は来年の６月にまたこの場所で試合があるそうです。いまから憂鬱です。

朝起きたら足摺手前でした。昨夜はかなり揺れていて、夜中に何度か体が浮き上がって起きたぐらいです。相変わらず波は高かったのですが、風向きが変わりつつあったので土佐湾に入れば嘘のようにべた凪になりました。ブリッジに上がってずっと鯨類を探していたのですが、朝早くに足摺沖で少しイルカの群れを見たぐらいであとは何も見えず。久しぶりに鯨を見たかったのですが残念。
そして船は浦戸湾に入っていったのですが、ここで歓迎されたのか目の前に虹が出ていたのです。それも少し珍しい『水平環』（水平の虹）というものらしいです。



そして船は岸壁に着岸、10日間の航海が終わりました。下船する時には、たった10日間なのにとても寂しい気分になりました。これが２ヶ月の航海ともなるともっと寂しいんでしょうね。

今回の実習はとても内容の濃い、そしてとても楽しいものになりました。こんな実習なら何回でも行きたいですね。ゆいいつ、ブルーになったところといえば、家に帰ったときのすごく冷めたラナの反応（←もう、ちぎれるぐらい尻尾を振ってくれると思っていた。）ぐらいですね（笑）
ああ、またすぐ沖縄に向けて出航してほしいです。

目覚めると奄美沖でした。今日は海も落ち着くかなと思っていたら、昨日以上に時化ています。風は南西で島の東側を通れば少しは時化もましかもしれませんが、燃料費節約のため黒潮の本流にのらねばならず、船はトカラ列島の北側を進んでいきます。
はっきりいってこの日はやることがありません。生徒はデッキに上ってワッチなどもしますが、こちらもずっとデッキにいるわけにも行かず、食堂に下りてきて時間をつぶしていました。
その中で、行きしなから気になっていたものがあったのですが、それが漫画『バガボンド』です。なぜかうちの船には22巻までそろっていました。船に強い生徒などは読んでいましたが、いまいちそこまでやる勇気？がなく、いまは酔ってないけどこれ読んで酔ったら死ぬほど格好悪いしなどと思い、手を出せていませんでした。しかし、今猛烈に暇なのです。やることが無いのです。そしてついに手を出してしまいました。以前に読んだことがあったもののやはりはまってしまい、読み始めると船の揺れなんて感じなくなって気がつけば夕食。さすがバガボンド時間を立つのを感じさせませんでした。また、乗り物酔いは酔うかもしれないことを忘れれば大丈夫、という自分の考え方を強く裏付ける結果にもなりました。時間がたつのも忘れるぐらいだったのでもちろん写真はありません。すいません。
明日はついに高知入港です。帰っちゃうのか〜？

沖縄最終日です。今日は休みが合ったのでまゆげさんに遊びに着ていただきました。そしてまた、この日も昨日に引き続き干潟に行こうとたくらんでいたのですが、無情にも天気は雨。みなさまにお土産も買わなきゃいかんてことでお土産買出しツアーに行くことにしました。まずは北谷。ジャスコで泡盛やフルーツ、くるま麩などを買い込み、箱詰めののち、ホームセンターで奥様からの頼まれ物『アセロラの苗』を探すも売り切れ。お土産屋さんで一般的なお土産を買って、近くのペットショップに行きラナへのお土産も買いました。自分のお土産購入はここまでで完了。次はのぶりんさんのためにいざ国際通りへ。これもまゆげさんが車で来てくれたおかげです。ありがたやありがたや。
国際通りでは、海生研ならだいたい知っている人気の雑貨屋『海想』にて、のぶりんさんが下のようなものを買っておりました。



そうです、彼は出会ってしまったのです。ノコギリガザミ君と（笑）いつも店頭にて飾っていたのは覚えているのですが、売れた様子を見たことが無かったため、心配していた商品の一つでした。お店の人もびっくりしていたようで、のぶりんさん曰く「お店の人も、え、買うんですかって顔してた」とのことです。
実は彼、那覇に着いた日にこのガザミ君と出会っていたのですが、悩んでいました。本当に買っていいのか？欲しいけど買っていいのか？帰りにまだ欲しかったら買おう、そう決めていたようです。なので、海想のお店の前に着いたときの彼は、まるで置いてきた我が子を迎えにいくような雰囲気をかもし出していました。いや〜あれは見ものだった。
そして、国際通りをあとにし、途中もう一軒用事を済ませて船に帰りました。まゆげさん本当にありがとう。次沖縄に行ったときにあなたがいないなんて想像がつきません。もったいない（笑）
そして、船は那覇新港を出港しました。天気は雨、港の中ですら白波がたつぐらい風も強かったので、揺れることは必至。その日は沖縄の日々を思い出しながら、主にベッドで過ごしました。ありがとう沖縄、次来るのはいつになるやら。でもできるだけ早く来ます(T T)

本日、生徒たちは沖縄本島研修の日。すなわち、グループごとに行く場所を自分たちで決めて、そこをまわる日なのです。どこに行くのかを話し合った結果、どうやら北谷やらコザやら国際通りやら、生徒たちの頭の中は買い物でいっぱいのようです。では、われわれ教員の頭の中はどうなのでしょう？そりゃもちろん生き物でいっぱいです。生徒から連絡が入ってもすぐにでれるように、潜りこそしませんでしたが、ならば潜らないぎりぎりの線でということで干潟に行くことにしました。だって〜、のぶりんさんがいるんですよ〜。生き物を見に行かない手はない！
ということで朝からレンタカーを借り、出発しようとしたのですが二人とも体力が…特に自分はもぐりが終わったということで糸が切れたのか、体が鉛のように重く感じられます。そこで、元気になるためにドラッグストアーに寄ることにしたのですが、なかなか無い。結局、普通の薬局を発見し、そこで栄養ドリンクなどを買うことにしました。そこで奮発して買ったのがこれ↓



左はのぶりんさんが買ったもの右が自分です。牡蠣エキスを濃縮した粒の栄養剤をユンケルで流し込む、こんな聞いただけで血圧が上がりそうなナイスな組み合わせ商品が売っていたために思わず即買い。早速流し込んで再び出発。そして到着した干潟がこれ！



広大な干潟、沸いているシオマネキ、はしゃぐ自分たち。いいじゃないですか。また、生き物はダイビングブログ編（←ダイビングじゃないけど）で紹介しますが、なんせ良かった。干潮が11時半で着いたのが10時半。干潟に出て行くときに「じゃぁ12時半にここに再集合ということで」といってお互い分かれたのですが、もう楽しゅうて楽しゅうて、一度１時過ぎに再集合したものの、また、干潟のわきにマングローブ林など見つけてしまったものだから、さらにそこから1時間ちょっと。結局帰るモードになったのは２時半ぐらいでした。
気がつけば足はひざまで泥だらけ。天然泥パックになっており、しかも乾いてきて痛かゆい（笑）なんとか海水で洗い流してから、再び車で出発。近く（近くない？）の食べ放題の焼肉屋でたらふく食べて、最後は北谷によって帰りました。本当はもう一軒、行きたい寿司屋があったのですが、時間的にもお腹的にも難しく諦めることにしました。でもかまいません。それほどに干潟が良かった。のぶりんと「あと2日ほしいなぁ」と言いながら船に帰りました。さすがにこの日の晩は体力の限界を悟り、22時生徒就寝ののち、23時前には自分たちも寝ていました。明日はついに沖縄を出港するので、体調が悪いままだと船酔いしてしまう恐れがあるからです。ああ、明日には沖縄ともお別れ。今回は初めて本格的に干潟を攻めることができ、また新たな魅力を発見できました。やっぱり住みたい沖縄県。誰か自分に仕事を下さい。。。