台風4号が日曜日には渥美半島を直撃しそうである。例によって例の如く・・・浜周り?である。
西山周辺での商用を済ませ、伊良湖手前の国道259線を横断しFパーク前に向かうと半ば辺りから靄(もや)がかかっている。雨中だから霧雨かと一旦は思うものの車窓の隙間からはたっぷりと潮の香りを含んだ空気が入ってきた。そう、この靄は波が霧散して表浜街道「国道42号線」近辺を漂っているのだ。ねちっこい濃密な空気は如何にも台風が近づいてくるのを伝えている。42号線に出ると昨夜、我が家まで届いていた海鳴りが日中の今でもはっきりと聞こえてきた。
こりゃ、かなり荒れているなぁ・・・日曜日のASCC月例会延期は正解。
写真を撮るために石門下駐車場へ入ると田原市の青パトが停まり、何やら駐車場奥まで歩いて行った。無謀なサーファーに注意を喚起するためであろうか?ここでは一応「らしき」車は見当たらないが、念のためであろう。
台風が近づくと堀切界隈に押し寄せるBIGウェーブに取り憑かれた無謀サーファー達をよく見かける。そう言えば、昼前にもレスキューの消防車が堀切方面に走っていったっけ。
死にたいヤツは勝手に死ねばいい(自分は死なないと思ってるから始末が悪い)が、残された家族や後始末をする地元所轄課および消防団(一般団員)には堪らない。
地元消防団員はこれから来る台風に備えての家事を済ませて置かなければならないし、台風時には消防詰め所に待機し、時に暴風雨の中でさえ随時巡回するのである。
消防団緊急出動時には費用は出るが、ほとんどが昼・夜食代で消えてしまう。そこへ海事遭難が入った日にはとんでもないことなのだ。一応、一日間の捜索(浜周り)義務を負うが、後は好意による捜索。正直、見も知らずの赤の他人の為にでは、とてもじゃないがやってられない。
怒濤の波に魅力を感じ、命を懸ける暴走サーファー諸君、絶対にやっちゃぁいかんよ。海は甘く見てはいけない。

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