ねじまきどりさんから要望された銀サンダウナーの私なりのインプレッションを書いてみました。
ダイワ社・35-405サンダウナーNS(既にカタログ落ち)が私の手元に入ったのはマートさん所有のを数年前に譲って頂きました。
以前、WT前へマートさんと釣行したおり変則印籠継ぎ(Vジョイント)竿に非常に興味があり、試投させて頂きました。
非常にオモリの載りが良い竿で、竿が「練ってくれる」と感じました。シマノ社に代表される先調子の竿−投げ時、一気にかけるとスパンッと決まるとは別物。また、同調子と呼ばれるガマ社の徐々に根元から曲がっていってくれる感触とも少々違う。何と言っていいのでしょうか・・車で言えば−中速域からのトルクがある−竿だなってのが第一印象で、大変気に入りました。
印籠継ぎの竿は昔年、シーバスロッド:スミス・タイドラッシャー13f(3ピース)を所有しておりましたが、継ぎ(上メス部)部分の脆弱さが災いし折損してしまい、構造上修理不能の憂き目に遭いました。これはまぁ、そもそも細身軽量の造りでしたので仕方なきことでしたが、3本継ぎ竿でもワンピースロッドの感覚に近く、しなやかに曲がり、軽い(鉛オモリに比べて)ルアーでも思った以上の飛距離が出てくれました。
さて、その後縁あって私の元に来たサンダウナーを実釣に投入することとなりました。35号の竿は初めての経験で、不安と期待の釣行でした。
正直、こんな硬い竿でアタリが取れるのかいな・・と思ってましたが、7色以遠の10cm弱ほどのメゴチのアタリをキャッチ出来た時には驚きました。
ごっつい竿ですが穂先は非常にセンシティブに造られております。噂によると#1部分はハテラスと全くの同一品とも。
サンダウナーゆえ、遠投が楽しく、何度も投げておりましたが、時間が経つにつれ段々と疲労感が出てきました。
自重約650gはやはり重いです。自身の釣りスタイルとして直上手持ち、リールサビキでは長時間の釣行に堪えられませんでした。右(左リール巻)二の腕が5時間で悲鳴をあげました。
#1部は感度重視、#2部はVジョイントのために太めの造り、#3部は細身造りゆえ強度保持に肉厚の構造となっております。
この竿を持った時、先軽感は格別ですが、全体としての重量はやはり「それなりの重さ」の竿であり、「投げ時の好フィーリング」「高感度」があっても、その疲労感を考えると、私が普段の釣行には用いなくなった理由です。
なお、先日の福田では、途中から疲労を軽減させるため、竿尻を地に付けてのクラウチングスタイルでやってました。私の場合、少々これは苦手。同スタイルを多用する、ねじさんなら良いかも です。
ねじさん、こんなところですが・・・質問あればなんなりと。
私の能力範囲での答弁になりますが。

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