久々の更新です。
実は先週の木曜日に愛犬のタロウが亡くなりました。
この日は友引でしたので、市営のペット火葬場はお休みで、翌金曜日に偶々振り替え休日だった三女とともに送ってきました。
私は涙はありませんが、娘達(電話口も)はずっと泣いておりました。
さすがに寂しくなりました。
毎朝、主の居ない犬小屋を見るたびにタロウの色んな思い出が湧いてきます。
9年前、我が家の裏にあった某商社系大規模鶏舎が閉鎖され、そこで飼われていた番犬たち数頭は新しい飼い主先に貰われて行きました。
タロウもその一匹だったのですが、数度にわたり新しい飼い主先から脱走し、無人の鶏舎に戻ってきたそうです。
何度かの脱走の後、その飼い主は諦め放置したようで、ノラ犬状態で我が家の周りをうろついておりました。
私の亡父が腹を空かして無人の鶏舎を歩くその犬が可哀想になり、幾度か食べ物を与え飢えをしのがせていたところ、事務整理に訪れた商社社員に訳を話し、何とかして貰うよう進言したのですが、結果は「(薬殺)処分」との見解(色々と引取先を探してくれましたが)でした。
一度食事を与えた生き物には情けが出てしまいますね。
結局、我が家に引き取る事となりました。
私は犬嫌いではありませんが、過去の我が家の犬相性はすこぶる悪く何れも短命でおわり、その死を見たり、埋葬を数回経験しているだけに犬を飼うことには躊躇がありました。
しかし、8年にわたるタロウとの生活はじゅうぶん家族の一員と呼べるものになりました。
その後、タロウの生家?であった裏の大規模鶏舎は新しい経営者が入り、今年は元の犬小屋のあった事務所が取り壊され、新しい事務所が先日完成しました。
その矢先の死去には、なんとも言えない気持ちでもあります。
今日も元従業員の方(時々パンなどを与えて可愛がってくれていました)から「寂しいけど、本当は今まで長らえられた命じゃなかったからね。今までありがとう」と労いの言葉も頂きました。
でも
ありがとうタロウ。

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