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2008年3月20日から5月6日まで、たばこと塩の博物館では、「西アジアの遊牧民の染織 〜塩袋・生活用袋物とキリム〜」の展覧会を開催している。この展示は、アジアの西の果ての砂漠の各所を巡り収集された、遊牧民の染織物100点余りにより構成されている。伝統的な遊牧民の染織りは、天然色で染まった糸が手作業で編み込まれており、刻まれた文様の1つ1つからは、織り手の個性あふれる表現を味わうことができる。
現在西アジアの遊牧民には定住化の動きがあり、染織りにも機械が導入されることが多くなった。そんな中で、「下絵や教本とてなく、思いのままに描かれたそれら(かつての時代の染織り)からは、型通りのデザインやきれいな正対称模様を見慣れた目には、その大胆さに驚かされ、圧倒されるばかりである」とは、今回の展覧会へ多くのコレクションを提供している丸山繁氏(ギャラリーササーン代表)の言葉である。
糸を織り込む 表現へのプリミティブな衝動 | 渋谷文化プロジェクト
2月定期公演の聴きどころ
2月のN響定期公演を振るのは首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ。
このポストに就任して以来、毎回考え抜かれたプログラムをとおしてN響のレパートリーに大きな広がりをもたらしてきたパーヴォだが、今回もAプロでは2曲の北欧の現代作品を日本で初めて紹介する。
一方シベリウス(A、Cプロ)やショスタコーヴィチ(Cプロ)のお馴な染じみの名曲では作品に新しい光を当てるような、彼らしいフレッシュな解釈を聴かせてくれるだろう。
Cプロはシベリウスとショスタコーヴィチ ソリストは諏訪内晶子
Cプロ前半の曲目は古今のヴァイオリン協奏曲の中でもとりわけ名曲のひとつに数えられるシベリウス《ヴァイオリン協奏曲》。
北欧の風土を反映しつつ、深い内省的な性格を持ち、一方でヴァイオリンの技巧を生かした傑作だ。
今回何よりも注目されるのはソリストとして諏訪内晶子が登場することだろう。
1990年のチャイコフスキー国際コンクールで一躍有名になって以来すでに四半世紀以上、最近の彼女は、本来の端正なスタイルは失うことなく、そこに格段と表現の深みを加えた円熟した演奏を聴かせているだけに、今回のシベリウスは期待が大きい。
彼女はこれまでもパーヴォとの共演を重ねてきているので、息の合った名演となること間違いないだろう。
後半は旧ソ連の大作曲家ショスタコーヴィチの大作である《交響曲第10番》。
ソ連の厳しい統制のもとで辛酸を嘗なめたショスタコーヴィチがスターリン死後に完成させたシリアスなこの作品には、作曲者のさまざまな思いが込められている。
意味ありげな引用や音型による象徴表現を盛り込みつつ、暗く重々しい第1楽章から開放感あふれるフィナーレに至るまで波乱万丈に展開するこの交響曲に対して、パーヴォがいかに斬りこんでいくのか楽しみである。
なお、2月のCプロと横浜スペシャルの演目は、2月末からのN響ヨーロッパ公演でも演奏される。
[寺西基之/音楽評論家]
“平安の正倉院”と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂に紹介する。
春日権現験記絵』原本(御物→宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)
鎌倉時代の絵巻物「春日権現験記絵」は、春日大社に祭られている神々の御利益を描いたもので、劣化によって損傷が進んでいましたが、皇后さまが育てられた蚕の糸を使って10年ほど前から修復作業が行われ、一般公開されました。
北斎「里帰り」地元の悲願実現 墨田に美術館オープン 東京新聞 2016年11月23日 朝刊
江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(一七六〇〜一八四九年)の関連資料を集めた「すみだ北斎美術館」が二十二日、北斎の生まれた東京都墨田区にオープンした。区が一九八九年に建設計画を打ち出してから四半世紀以上、待ちわびた開館に訪れた人たちは喜んだ。
開館式典で、名誉館長を務めるオリックスの宮内義彦シニア・チェアマンは「北斎は江戸文化の華だ。地元の人たちは、北斎がこの地で生まれ育ったことを誇りに思ってほしい」とあいさつした。
千八百点の所蔵資料の中核は、米国人の美術研究者ピーター・モース氏のコレクションだ。大森貝塚を発見した考古学者エドワード・モースの血縁に当たり、北斎作品の世界有数のコレクターだった。九三年、東京の北斎展で来日中に亡くなった後、区が遺族から六百点の資料を購入した。
式典には、米ハワイに住む息子のダニエル・モースさん(41)が姿を見せた。取材に「父も幸せで名誉に思っているだろう。建物も素晴らしく、完璧な美術館だ」と語った。
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開館記念の企画展「北斎の帰還」では、錦絵(多色刷り版画)や肉筆画など約百二十点を紹介。代表作の冨嶽三十六景から「神奈川沖浪裏(なみうら)」「凱風(がいふう)快晴」など六点を、来年一月までの期間中に入れ替えながら展示する。海外に流出後、百年余りも行方が分からなかった幅七メートルの大作「隅田川両岸景色図巻」も初公開している。 (大平樹)
“平安の正倉院”と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂に紹介する。
春日大社は、平城京の守護の為に創建された御社で、本殿向って右(東)から、
第一殿 茨城県の鹿島神宮から迎えられた武甕槌命(タケミカヅチのミコト)、
第二殿 千葉県の香取神宮から迎えられた経津主命(フツヌシのミコト)、
第三殿 天児屋根命(アメノコヤネのミコト)と
第四殿 比売神(ヒメガミ)は大阪府枚岡(ひらおか)神社から、
それぞれ春日の地に迎えて祀られている。
奈良時代の神護景雲二年(768)、現在地に四所の神殿が創設されたのが始り。藤原氏の氏神として有名。
境内に含まれる主なものは、標高295mの御蓋山全域の山林部と、社頭から西方、飛火野、雪消の沢一帯の芝原、若宮おん祭の御旅所(おたびしょ)から一の鳥居に至る参道の地帯を含む平野部で、これら全域は昭和六十年国指定の史跡である。