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6月5日- 9月24日の所蔵作品展のみどころ → 出品作品リスト
MOMATコレクションにようこそ!
20世紀はじめから今日に至る日本の近現代美術の流れを、国際的な関連も含めてご紹介します。
4階第1室は「ハイライト」。当館選りすぐりの名品が凝縮されています。2室から12室までは、おおよそ時代順ですが、部屋ごとにテーマをたてて、各時代の美術と社会の関係をさまざまな角度から見ることができます。
また今回は、明治150年にちなんで、ふだんは日本画を展示する3階の10室で「明治後期の美術」を特集します。今年度、新たに重要文化財に指定されることになった和田三造《南風》をはじめ、文部省美術展覧会の草創期の作品や、大正時代の個性的表現を予感させる作品などをご紹介します。
2階では、昨年度新たに購入した、戦後アメリカを代表する彫刻家のひとり、デイヴィッド・スミスの作品にご注目ください。
また2階ギャラリー4では美術評論家・詩人の瀧口修造を中心とした小企画を開催します。
■ 今会期に展示される 6点の重要文化財(1点は寄託作品) → 画像と解説
原田直次郎 《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵)
新海竹太郎《ゆあみ》(1907年)
和田三造《南風》(1907年)
萬鉄五郎《裸体美人》(1912年)
土田麦僊《湯女(ゆな)》(1918年)*7月31日−9月24日 展示
中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)
京都の金剛流宗家が所蔵される能面と能装束の展覧会です。幽玄の美を象徴する優品の多くは、東京では初公開となります。
なかでも豊臣秀吉が愛蔵した小面三面「雪・月・花」のうち「雪」が同家に伝わっており、今回この「雪の小面」と、当館が所蔵する旧金剛宗家伝来の「花の小面」 (重要文化財) が久方ぶりに再会します。
剪綵 Textile cutout
剪綵とは、まず下絵を描き、これに紙で裏打ちを施す。線描の部分を残して紙を剪抜き、残った線に金泥を塗る。そして、剪抜いた空白部分に裂地を貼り付けるという工程で制作される。
もともとは中国の工芸品であったが、明治初年に北三井家8代高福(1808〜85)が創意工夫を加え、「高福剪綵」と呼ばれるようになった。一時期高福剪綵の技術は衰退したが、同家11代高公夫人道辧0
世界文化を横断しながら、彫刻はもとより、舞台装置や家具のデザイン、陶芸、庭や公園などのランドスケープ・デザインにいたるまで、多面的な活動を展開したイサム・ノグチ。
本展では抽象彫刻家として常に「身体」を意識しつづけたノグチが、やがてランドスケープという人間をとりまく環境へと向かい、ノグチ自身がいう「空間の彫刻」=庭、公園へと情熱を拡大していったことに注目します。
国内外から集めた貴重な作品や資料約80点で「異文化の融合」と「生活と環境の一体化」をめざしたノグチの活動の全容を紹介します。
本展は、ベイ・コレクションによるブラジル先住民の椅子約90点を取り上げ、彼ら独自の感性から生まれた造形に、人間の豊かな想像力の発露を読み取ろうとするものです。
ベイ出版の活動は、先住民による製作物を単なる標本資料として見るのではなく、ブラジル独自の現代的表現として認め、その造形美について評価・普及することを意図するものです。
本展は、同社の持つ300点を超えるコレクションの中から、選りすぐりの作品を展覧する、世界でも初めての機会となります。
イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)の展覧会です。穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。
作品リストはこちら(PDF)
オディロン・ルドン(1840-1916年)は、印象派の画家たちと同世代でありながら、幻想的な内面世界に目を向け、その特異な画業は、今も世界中の人の心を魅了して止みません。なかでも本展は植物に焦点をあてた、前例のない展覧会となります。
本展では、当館所蔵の《グラン・ブーケ(大きな花束)》とオルセー美術館所蔵の15点と合わせてドムシー城の食堂を飾ったルドンの装飾画が一堂に会す日本初の機会となります。
「オープン・スペース」展は,メディア・アート作品をはじめ,現代のメディア環境における多様な表現をとりあげ,幅広い観客層に向けて紹介する展覧会です。
メディア・アートにおける代表的な作品,先端技術を取り入れた作品,批評的な観点を持つ作品,さらに研究機関で進行中のプロジェクトなどを,作品の理解を助ける解説とともに展示し,作品を楽しむだけでなく,その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方,現代社会における問題,未来への展望や,さらに新しい感性や美意識について考えるきっかけとなることをめざしています。
12回目となる今年度は,「オープン・スペース 2017 未来の再創造」と題し,開館20周年を迎え,これまでの20年をふりかえりつつ,ICCがこの先の20年にどのような未来を提示することができるのかをあらためて考え,新たな未来のヴィジョンを再創造することをテーマとします。
会期中には,アーティストや有識者を招いたトーク,レクチャー,シンポジウム,ワークショップ,学芸スタッフによる作品解説ツアーを開催するなど,さまざまなプログラムを用意しています。
メキシコの美術は革命後の1920‐30年代に独自の展開を遂げて隆盛を極め、世界の注目を集めました。その歴史を語る上で欠かせない画家が、ディエゴ・リベラ(1886-1957)です。画才に恵まれたリベラは10歳の頃から美術学校に通い始め、1907年にヨーロッパに留学すると、キュビスムなどの最先端の画風を試み、ピカソとも交流しました。
1921年に帰国すると、メキシコの社会の動きに眼を向け、公共空間に絵画を描く「メキシコ壁画運動」に積極的に携わります。また、メキシコ固有の題材を採り入れた風俗画や肖像画においても、優れた作品を数多く残しました。
メキシコ国立芸術院(INBA)との共同企画によるこの展覧会では、初期から晩年にいたるリベラの画業を油彩画、素描、版画など約30点の作品でたどります。また、リベラの師でありメキシコ近代絵画を拓いたべラスコ、同時代のメキシコの様々な美術動向、リベラと関わりのあったレオナール・フジタや北川民次ら日本人画家も紹介し、メキシコの近代美術が掲げた夢を振り返ります。
装飾は人類と共に常に存在してきました。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきました。それはまさに生々流転と言えるでしょう。
この展覧会には7組のアーティストたちが登場します。彼らは年齢も国籍もジャンルも多様です。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画など多彩なものです。彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしています。彼らの試みを見る時、私たちは装飾という行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくのです。Decoration never dies, anyway.
三沢厚彦(1961〜)は、現代日本を代表する彫刻家のひとりです。鑿や刀を使用する木彫という伝統的な技法によって、樟(クスノキ)の丸太から彫りだされ、油絵具で彩色されたその実物大の動物たち「ANIMALS」。・・・
会期中、館内に居場所を構え、制作したり、展示したりする予定です。
さらに親交の深い、注目の作家たち ― 彫刻家・舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋(ひろし)、写真家の浅田政志 ― を館の中へと招き入れていきます。作家たち、またその作品たち同士の交歓と共鳴によって今後巻き起こる出来事にもご注目ください。
2017年10月7日から11月26日まで渋谷区立松濤美術館で開催される展覧会。
私邸のような美術館を館に見立て、彫刻家三沢厚彦が主人となり、彫刻家舟越桂、画家小林正人、画家杉戸洋、写真家浅田政志という4人の作家を客人としてお迎えし、作品の競演、滞在制作、トークに音楽と、何かが起こり、変化し続け、すべては最終日に完成するというコンセプトの謎だらけの展覧会。本書は、この51日間の記録である。
メイキング風景、展示風景、滞在制作風景、トークイベントの書き起こしなどを収録した、ライブ感たっぷりの本。
これだけの作家が集まるとすごい化学反応が起こるということを実証する!
― 遣唐使から源氏物語の時代 人びとの夢と希望が交差した鴻臚館 ―
シルクロードの終着駅であるわが国において、博多湾はその表玄関でした。鴻臚館跡は古代日本の外交や貿易の最前線を担った遺跡です。その発見から100年、そして昭和62年(1987)の発掘調査開始からは今年で30周年を迎えました。
鴻臚館は古代の迎賓館のような施設です。海外からの使節や商人のほか、我が国の遣唐使や入唐僧などもここから旅立ちました。また、ここを通じてもたらされた唐物は人々の憧れであり、日本文化の形成にも大きな影響を及ぼします。
今回の展覧会ではこれまでの発掘調査成果とともに、ここを行き交った人々と唐物に関連する歴史資料を一堂に紹介します。
「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」をテーマとし、福岡の歴史と人々のくらしを紹介しています。展示は、11のコーナーに分かれています。始まりと締めくくりのコーナーは、多くの人が知る福岡の代表的な文化遺産がテーマ。
コーナー1では、国宝 金印「漢委奴国王」、コーナー11では「博多祇園山笠」について取り上げています。
エルミタージュ美術館の創立は1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)から317点の絵画を取得した年とされています。
エルミタージュの1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのなかでも、特に充実しているのが、オールドマスターの作品群です。オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。
本展は、出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧していきます。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。
美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がける一方で、ミュシャは故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。その集大成が、50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1912-1926年)です。およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクルであると言えます。
本展はこの《スラヴ叙事詩》をチェコ国外では世界で初めて、全20点まとめて公開するものです。プラハ市のために描かれた《スラヴ叙事詩》は、1960年代以降、モラヴィアのモラフスキー・クルムロフ城にて夏期のみ公開されてはいたものの、ほとんど人の目に触れることはありませんでした。その幻の傑作が、80年以上の時を経て2012年5月、ついにプラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿(見本市宮殿)にて全作品が公開されました。そしてこのたび国立新美術館では、パリで活躍したミュシャが《スラヴ叙事詩》を描くに至るまでの足跡を約80点の作品を通じて辿りつつ、これら幻の最高傑作の全貌を一挙、紹介します。