
これはセウタで、見つけた大豆です。
モロッコでは、大豆はあまりポピュラーではなくて、スーパーマーケット
では、売られておらずなかなか手に入りません。
そこで、見つけたついでにと買って来ました。
でも、モロッコでも絶対に手に入らないというわけでは無く、もし大豆が
必要になった場合は、ラバトにある穀物市場へ行けば、大豆は手に入り
ます・・・タンジェからだと少し遠いですが。
さて、今回は、先日作った地中海にがりを使って、豆腐作りに挑戦!
大豆を一晩水に浸しておきます。(今回は、250gの大豆を使用)

大豆の水を切り、お玉一杯の大豆とお玉一杯の水をフードプロセッサー
にかけます。
これを何度も繰り返して、全ての大豆を潰したら、鍋に移します。

それに、同量の水を足してから一度沸騰させてから弱火で10分間
吹きこぼれないように火加減を調節しながら過熱します。
最初の沸騰のときは、一気に吹き上がってきますので「待ってましたぁ」
と声をかけながら、一旦火を止めたほうがいいようです。

茹で上がた大豆から、豆乳を絞っているところ。
冷めてからの作業にしないと、とても熱いです。
絞っていて、なんでこんなに豆乳が少ないのだろう・・・・と思って
いましたが、後で調べたらもっと水を足してから加熱するのだとか。
仕方なく、この豆乳の量で豆腐を作ることにしました・・・・が、
かなり、豆の味が濃いので、相当美味しい豆腐が出来るに違いない。

取れた豆乳とおから。
ほんとうは、この倍は豆乳が絞れるはずですし、大豆のほうも黄味を
帯びていて、まだまだたんぱく質を絞れそうでした。

それはそれとして、絞った後のおからに、「
地中海の焼き塩」をかけて
食べてみたところ、これが美味しい!
出来立てのおからは、そのままでもいけますね。
まして、絞り足りなかったわけですから、お豆の味がしっかりと残って
いました。
まるで、枝豆を食べているみたい。これで、ビールがいけそうです。

さて、豆乳のほうは80℃まで加熱して、火を止めます。
ここからの作業は、忙しかったので写真は80℃少し前の77℃でした。

すぐに、にがりを大匙一杯程いれて、しゃもじで軽くかき回して放置
します。

15分ほど、放置したあと、穴を開けたプラスチックの容器にガーゼを
敷いて、その中に豆腐になる前のボロボロ豆腐を流し込みます。

これに、ダンボールで作った蓋にラップを巻いて落し蓋にします。
それに、200ccの水をいれたペットボトルを重しとして置いて
約30分程放置。

豆腐を取り出して、水をはったボウルに一時間ほど泳がせておきます。
絹ごしや木綿豆腐は、日本で当たり前ですが、ガーゼごし豆腐は、初耳
でしょう・・・。
特にモロッコのガーゼは、目が粗すぎて、豆腐を取り出すときはガーゼ
の目に豆腐が入り込み、くっついてとても大変でした。
結局出来上がった豆腐は、この程度のものが2つ。 一丁分かな?
と、言うことは確りと水を加えれば2丁は出来たのですね・・・。

早速、ネギと醤油でいただきました。
見た目は、ボロボロの豆腐ですが、味は、しっかりと豆の味がするなめらか
で濃厚な豆腐が出来上がりました。
味が濃くて甘みが強く、こんなすごい豆腐は、初めてです。
途中で失敗は、したけれど自信を持ってモロッコで手に入る食材で豆腐を
作れることが証明できました。

さらに、豆腐と一緒に出来たおからを使って、妻がおからの炒め物と・・・

おからクッキーを作ってくれました。
おからクッキーは、たっぷりの水分で食べるとお腹が一杯になるので
ダイエットに最適です・・・・でも、私はそれを知らずにおから炒めで
夕ごはんをお腹一杯食べた後で、デザートにとおからクッキーを食べた
ので、お腹が苦しい〜〜〜。
今回のお豆腐の大豆はスペインからでしたが、ラバトの穀物市場の大豆なら
100%モロッコ産の豆腐になったので、更に良かったですね・・・。
それと、海水を汲んできたときから始まったこのプロジェクト。
一度やってみたかったので、大満足(^_^)v
ほんとに、海水と大豆で豆腐が作れるのですね。
今度は、日本から持参してきたにがりで、挑戦だ!
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