ラマダン中は、殆どのレストランでアルコールを出さないので、外食で
お酒を呑みながら食事できるお店を探すのがとても大変(@_@;)
お酒を呑ませてくれるのは、ホテルのレストランか一部の限られた
レストランだけです。

そんなある日、街をさまよっているうちに「ハイネケンビール」の看板
に明かりが点いているレストランを発見。
その名も、「Number−One!」
どんなレストランなのかは分かりませんが、ラマダン中にお酒が呑めそうと
いう事だけでとても貴重です!
先週の土曜日の夜に、早速行ってみました。

このレストランに入るのは、とても勇気がいりました。
と、いうのは入口らしい看板のところは、普通のアパートのエントランスに
なっていて、本当にレストランが有るんだろうかと半信半疑です。
アパートの住人になった気分で、奥に足を踏み入れると、レストランは
こちら・・・という矢印が見えてきます。
さらに、この先の矢印の下まで行って、入口を探していると、何処からとも
なくおじさんが怪訝そうな顔をして登場したので、「レストランはこちらか?」
と聞くと、表情が笑顔に変わり、「そうだよ!、どうぞこちらへ」と案内
してくれました。
どうやら、このおじさんはレストランのオーナーのようです。

「レストランか?それともバー?」と聞かれたので、レストランだよと答えた
ら、案内されたテーブル。
どこか、歴史を感じます。
おじさんに、何年くらいやっているのか聞いてみたところ、「35年になる!」
と言っていました。 すごい。

写真を撮っていたら、おじさんが「こっちにはバーも有るんだよ!」と隣の
部屋へ案内されました。
バーは、どちらかと言うとポップなアメリカン調のちょっとしゃれた感じ
のバーです。
気取らずに、ビールやワインを呑みながら会話ができそう。
写っているのが、案内してくれたきさくなおじさん。

レストランは、タンジェの街のど真ん中にあります。
窓からは、メインストリートのMohamedX通りが見えます。

メニューから、No.1サラダというのを注文。
お店の名前のついた代表サラダは、どんなものかと心待ちにしていたところ
少し、拍子抜け・・・・。普通のサラダじゃん・・・と思いながらも、
外食でビールを飲みながらの食事は、久しぶり!
ビールのおつまみとして美味しく頂きました。

少し離れたテーブルには、ワインがずらり。
この中から、好きなワインを選んで飲むことが出来ます。

そして、イカのフライ。
このフライの衣が、醤油味のようなしっかりした味付けで、とても美味しい
のです。
まるで、鳥唐揚の衣のような味でした。しかも、イカがとてもやわらかい。

最後に、ケフタのタジン(モロッコ風肉団子とトマトソースのタジン)と
クスクス。
レストランのメニューの中には、「モロカン料理」のコーナーもあり、
スペイン風料理からモロッコ料理までいろいろ載っていました。
さて、食事が終わって辺りを見渡すと、結局客は私達のみ。
ラマダン中とはいえ、お酒を呑ませてくれる貴重なレストランで、しかも
街の中心にあるのですから、もっと外国人が食べに来ていても、良さそう
なもの。
みんな、アパートに入っていくような迷える入口で引き返してしまうので
しょうか・・・・!?
それでも35年も続いたこのお店。
きっと、根強い固定客がいるのでしょうね。
私達も、今度は、バーに足を運んでみたいと思います。
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