
さて、8月12日から始まったラマダンももうすぐ一ヶ月になろうとして
います。
もうすぐ一ヶ月という事は、あと数日でラマダンが終了するのですね。
会社の仲間は、9月10日の金曜日だろうと言っていましたが、月の状態に
よるので、なんとも言えないそうです。
ラマダンの間、カフェの椅子は日中は片付けられたまま。

このカフェに至っては、従業員もいません。

街を歩いていると、誘惑するご覧のような看板。
目の毒ですね。

しかし、ラマダン中でも子供のうちは断食の必要が無いので、昼間でも
食べることができます。
子供にアイスクリームを買ってあげているお母さんの心中やいかに・・。
「あ゛ー、わたしも食べたぁ〜ぃ・・・」と言うところでしょうか。

普段は、アルコール類を販売している小さなスーパーマーケット。
本来は、この缶詰や調味料を置いてある棚の上にはアルコールが並んで
いるのですが、ラマダン中はアルコールが見えないようにカーテンで仕切
られています。

大手スーパーマーケットのメトロも、アルコールコーナーはシャッターが閉じ
られていて買うことが出来ません。
いつもなら、このシャッターの向こう側にはアルコールがズラリと並べられて
いるのですが・・・・。

そして、日没になると椅子を重ねていたカフェもテーブルや椅子を並べて
営業の準備です。フトールの時間になると、街がシーンと静まり返ります。
殆どの人は家に帰ってフトールを食べるのでしょうが、カフェでフトール
を食べている人もチラホラ見かけます。
ラマダン中の一ヶ月は、ずーっとこんな日常が続いていました。
あと、もう2日もするとラマダンは終了します。
そうなると、日中もカフェに賑わいが戻ってきてミントティーを飲みながら
話し込んでいる風景が戻ってくるのでしょう。

家の近所の公園には、特設ステージが作られています。
ラマダン明けに始まるコンサート「TANJAzz(タンジャズ)」の準備
です。
昨年は、ラマダンが始まる前に行われたTANJAzz。
今年は9月22日から26日までの間、コンサートが行われます。
この特設ステージのほか、ここから約3kmはなれたマルシャン地区では
4つの特設ステージ。そのほか、主要レストラン、ホテル等でジャズの
セッションが繰り広げられます。
またまた、街がにぎやかになりそうです。

そして、ラマダン中は殆ど人のいないビーチにも、沢山の人が戻ってくる
のでしょう。
静けさを惜しむ反面、帰ってくる賑やかさに期待している複雑な心境。
なにはともあれ、ラマダンはあとわずか。
真夏の暑い時間の流れの中にポッカリ空いた時間が混じっていたような
そんな不思議な一ヶ月でした。
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