
先月のタンジェガイドブックに、見慣れないレストランが載っているのを
発見。
店内の写真を見ると、お酒も飲めそうな感じのレストランです。
「CUISINE ESPAGNOL」と書かれているので、スペイン料理
のレストランですね。
と言う事で、大分前の話ですが、リサーチへと行ってまいりました。

場所は、タンジェの港へ向かうゲートのすぐ近く。
フェリーチケット店が多数並んでいる建物の一角にあります。
この辺りは、フェリーを利用してタンジェに行ったり来たりする方は
必ず通過する広場です。

入口には、派手に「diblu tanger」の電光看板があります
ので、広場をウロウロすると必ず見つかるはず。
入口が少し狭く感じますが・・・・・

中に入ってみると、店内も狭く感じます。
テーブルは、3席しかありません。

が、2階にも席がありました。
今回は2階へは上がりませんでしたので、広さはわかりませんが
10名くらいの団体さんが上がって行ったので、広さは十分なのでしょう。

オーダーして最初に出されたお通し。
イワシのビネガーオイル漬けとガスパチョです。
イワシはビネガーが強すぎず、身はお刺身のような若干赤さが残る
生に近い状態。
こんなに新鮮なイワシですから、美味しくないはずがありません。
ガスパチョも軽い塩味で、ゴクンと一口飲むと何種類もの野菜の味が
口いっぱいに広がり、パックに入って売られているガスパチョとは
一味も二味も違います。
疲れが、一気に吹き飛ぶ味でした。

サラダは、ツナの野菜サラダ。
ツナは、缶詰を使うと思っていましたが、ここのサラダは、しっかり
と生のツナが料理されていました。

そして、名前は忘れましたがイカの煮物です。
なんと、イカワタの味が。
イカをワタと醤油で甘辛く煮込んだ、なんとも言えない深い味わいに大満足。

魚料理はメニューに載っていないので、お店の人と相談してオーダー。
この日は、「St.Pierre(マトウダイ)」のホイル焼きが
お勧めとの事。
後でごはんも食べたかったので、これ一つを妻と二人でシェアします。

基本はレモンバターソースなのですが、魚の下には飴色に炒められた
玉ねぎと、スライスされた黄桃が敷き詰められており、独特の甘みと
コクが出て、こちらも文句無しの美味しさです。

パエリアもいろいろな種類がありました。
イカスミのパエリアを食べようとオーダーしてみたのですが、運悪く
イカスミが無いとの事。
そこで、これも名前は忘れましたがパエリアという名前を使っていない
お米料理を頼んだら、パエリア鍋に入った、ちょっと変わった
シーフードライスが出てきました。
こちらも醤油を使ったような、旨みのある味です。
私のボキャブラリーの貧困さが、この美味しさを上手く表現出来ず
残念なのですが、とにかく美味しい!

最後のデザートは「カタルーニャフランがお勧めですよ」との事で
そちらを注文。
普通は、フランというとカスタードプリンの事なので、お皿にポッコリと
盛られてカラメルがかけられたものを想像しますが、これはカクテルグラスに
注がれた、トロリとしたもの。
トッピングされたお砂糖を、バーナーで軽く焦がして仕上げてあり
「トロリ」と「パリパリ」が、絶妙な舌触りです。
今まで、スペイン料理というとバルよろしく、お皿にドンッ!と盛りつけた
ものが飾り気なく出され、ガッツリどうぞ・・・と、いうイメージだったの
ですが、こちらのお店の料理はどれも驚きのプレゼンテーションで
しかも味付けが日本人好み。
久々に「大ヒット!」と思える、何度でも来たくなるレストランでした。
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