ラマダン終了まで後、一週間を切りました。
一昨日のブログで、会社のラマダンについて書きましたがその際に、
私たちもフトールを・・・
と言うことで、早速、この時期にしか食べることができない「フトール」
を食べに行ってみることにしました。
材料はいつでも準備できるものですが、ラマダンという限られた期間の中で
ムスリムの人たちと一緒になってフトールを食べてみるのも、良い経験に
なります
で、どこでいただこうかと考えていたら妻が
「どこのカフェでもフトールを提供しているよ」と言うので
私たちの住むアパートと同じ通りにあるカフェ「 La Gelateria
(ジェラテリア)」に行ってみる事にしました。
日没は午後7時25分の予定。
もうすぐ日没になるな・・・と思っていたところ、アパートの下で
ドンッ!と車と車がぶつかる音が!
すぐに窓の外を見ると・・・

案の定、車と車の接触事故が起きた模様です。
ラマダン中の日没近くになると、お腹がすいたドライバーは一秒でも早く
帰宅したいため、交通ルールもなんのその。
我先にと車を運転し、道路は無法地帯と化するので、このような接触事故が
多発するのです。
・・・が、車の凹みよりお腹の凹みのほうが問題のようで、ドンッ!と音がして
から5分もしないうちに二台の車は解散。
お互い何事も無かったかのように、それぞれの家へと帰って行きました。

西の空が真っ赤に染まり、日没となりました。
さて、家を出ようか・・・と思っていたら、妻が
「カフェの店員さんもフトールを食べたいだろうから、少し遅れて
家を出よう」と提案。
それもそうだなと思い、日没から10分後に家を出る事にしました。

10分後、いい感じに暗くなってきました。
アパート真下の公園には、人っ子一人いません。
皆、フトールを頂いているのですね。

道路も御覧の通り、閑散としています。
中にはこの時間に車を運転している人もいますが、そりゃもの凄い勢いで
運転しているので、日没前後の運転はかなり危険を伴います。
信号の色なんてお構いなし! 対向車線だろうが、路肩だろうが目の前に
障害物が待っていようが・・・右に左に切り返しながらブンブン飛ばして
いくのです。
私も以前この時間に会社から戻っていましたが、何度も恐い目に遭って
いるのでラマダン中はちょっと早めに帰宅するようにしています。
さて、我が家から「ジェラテリア」の間には、数件のカフェがあるのですが、
日没10分でどのお店も満席に近い状態になっています。
あれれ、すでにどこもこんなになってるなら「ジェラテリア」も、満席かも・・。
もう少し、あちこち写真を撮ってから行こうと思っていましたが、こりゃ
ゆっくりしてはいられない・・・と足早に向かいます。
「ジェラテリア」に到着です。
中に入ると、思った通り満席でしたが・・・

テラス席は数席空いていたので、そこに座る事にしました。
ホッと一安心して、メニュー表を見るとフトール食は2種類ありました。
一つは48ディルハム(500円)、そしてもう一つは68ディルハム
(700円)となっています。
さて、どうする?
高い方は甘いお菓子が数種類付いて・・・ちょっと高級ですが、どちらも
基本のフトールは付き物だろうということで、まずはお安い方で良いか。
と、安いほうのフトールを注文しました。
待つ事、3分。早っ!

こちらが「ジェラテリア」のフトールです。
真ん中上から時計周りに、オレンジジュース、エスプレッソコーヒー、牛乳
モロッコのスープ・ハリラスープ、デーツ、シェバキア、そして真ん中に
ちょこっと見えるのはゆで卵・・・と、基本のフトール食です。
・・・が、何か物足りない。と言うか全然足りな〜い。
周りを見渡すと、みんなパンやケーキも食べていました。
そう言えば一昨年、「エリックカイザー」でフトールを頂いたので、比べて
みましょう。
こちらが「エリックカイザー」のフトールです。

オレンジジュースと牛乳は同じですが・・・ミネラルウォーターも
付いていましたし・・・

そして「エリックカイザー」の方は、お腹にたまるパンや、モロッコの春巻き
の「ブリワット」があるではないですか。
ムムム・・・やはり、安いのをを選んでしまったからでしょうか。
「ジェラテリア」のフトールは、何だか肩すかしにあったようで
モヤモヤした気分が残ってしまいました。
で、結局このモヤモヤを晴らすために、隣のピザ屋さんでピザをテイク
アウトして、家に帰ってから再食と相成ったのでありました。
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